四十九日 | フレパイズム

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〈不可思議話シリーズ〉



⭐2000年12月に私は結婚しました。

 しかし同年1月に他界した母の家の様々な片付けが終了するまではと、別居生活をしていました。

 その日仕事を終えて帰宅し、夕食の準備をしていると玄関のドアが開き、私より三つ上の従兄の【あっちゃん】が入ってきた。

 あっちゃんは学生時代から腕に覚えのある人で成人後も見た目はアチラ系の人に見える風貌のため、私も少々苦手な感じだった。

 また、彼は狙っているつもりはないのだろうが、物言いをかっこ良く表現したり気取った言い方をする事が多々あった。

「あ、あっちゃんこんばんは💦」

「おう、電話しても出ねがら直接来た」

「すいません、今帰った来たどごで・・・」

そこまで言うとあっちゃんは家の中の一点を示して続けて言った、

『俺家もそれどおんなじの欲しぐなった』

またいつもの気取った言い方をしながら我が家の仏壇を指差していた。

あっちゃんの母が数日前から風邪を拗らせていて、そのまま亡くなったという。

 あっちゃんの母は我が母の姉でとても仲が良かった。そんなに近くもないお互いの家を良く往き来しており、買い物や酒盛り等々いつも一緒に行動していた。

 また、我が母が自宅の前で倒れて亡くなっているのを発見したのも【あっちゃんのおばさん】だった。

すぐにあっちゃん宅に駆けつけて、おばさんと対面した。

「おばさん、どうしたの~なんで~」

と、私は涙が止まらなかった。

 母と仲が良いという事は私自身もおばさんからは昔から可愛がってもらっていて、本当にお世話になっていて思い出もたくさんあったのだ。

 親戚達が続々集まる中、私は気になる事があった。この日は我が母が亡くなってからちょうど49日目だった。

 どこにでもいるように、我が親戚の中には嫌みを言ったりあれやこれやと噂話等を大袈裟に吹聴する身内がいた。

その人達が、

「我が母と仲が良かったので49日目の今日、連れて行ったんだ」

と騒ぐのを危惧していたが案の定、無責任に騒ぐ者がいた。


 以前ラジオで聴いた事があるが、統計的に人が亡くなり安い曜日や時間、パターンがあるらしい。

 ちなみに月曜日の午前中も多いとか。これはなんとなくわかる気がする、楽しく過ごした日曜日の後の、

「また仕事の始まりか感」

あたりが心理的に作用でもするのだろうか、また、実際に良く見聞きし、おばさんのケースもそうだと思ったのが身内や仲の良い人が亡くなると精神的にも肉体的にも弱くなりいわゆる、

「後を追うように」


亡くなるという事も多いとか。

 実際はどうなのか、我が母が迎えに来て連れて行ったのか、おばさんが待ってて今行くからと後を追ったのかはわからない。

 ただ、仲が良かった二人の事だから今も仲良く共に楽しく過ごしているのだろうと私は思います。
 

~合掌~



《初出展》
mixi☆2022
2022年12月10日16:54