<投稿採用作品⑤>
⭐前回までの作品が奇跡の没なし4連続商業誌掲載作品でした。
生まれてからずっと無器用で劣等生、うまく人間を演じられなかった自分がただひとつ認められたと、そんな気がした時期でした。
その一方何で自分の描い絵が採用されたんだろう? 全く絵の勉強などした事はなく適当に自己流で描いたものが…、そしてなんだか怖くなりしばらく全国商業誌への投稿はしませんでした。
そんな時、新聞の読者投稿の欄で
「採用者には謝礼を」
的な文章が目にとまり、
中三の自分は
「謝礼ってお金かな?いくらなんだろう?」
と、その誘惑で地元の新聞に初めてイラストを投稿しました。
アニメージュの採用景品は覚えていないが、中二時代では採用されるとケロケロバッジがもらえた、そして少年チャンピオンでは本誌の名前入りの金色のボールペンをもらった。
私は自慢気に学ランの胸ポケットに差していたが、ある日英語の先生がポケットからボールペンをスッと抜いて
「少年チピオン?」
と言った。
チャンピオンの
「ャとンの文字」の
塗料が剥げていた💦
そしてなんと、地元新聞の謝礼は五百円の図書券だった☝ 正直バッジやボールペンより嬉しく、その後地元新聞二紙に長らくイラスト投稿をする事となる。
【掲載新聞】
福島民友新聞
1981年5月7日(水)
中三の春に中二女子と少しばかりお付きあいがあり、彼女からもらった手紙に描いてあった自画像を元に女の子を描きました。
男子は一応自分のつもりです💦
この新聞投稿一作目で学ラン姿を描いたのを先駆けに、その後度々学ラン男子のマイキャラクターのイラストを投稿する事になる。