「素直」であるとは、いいことなのでしょうか。
これに悪い印象を持つとすれば、「従順」に近い意味で捉えているからかもしれません。
「素直」を「純粋」や「誠実」に近い趣旨で捉えるならば、いい意味で理解できるでしょう。
「従順」が、自分に嘘をついてでも、他人に迎合することならば、ひょっとしたら、「素直」と「従順」は対極にあるとさえいえるかもしれません。
「従順であれ」と言われることはまずないですが、「素直であれ」と言われることはあります。
ただし、「素直」という皮を被せて「従順」を求められる場合があることには注意が必要でしょう。
盲目的に従順であり続けると、ものの味方は歪み、真実は見えなくなってしまうのではないでしょうか。
「ポストは青い」「カラスは白い」というような欺瞞に満ちた強者の言葉を従順に受け入れているうちに、ありのままの現実が分からなくなってしまうことあるのでしょう。
素直な人は、ありのままの現実を直視して、真実を感じ取れます。
小手先の詭弁に違和感を抱くことで、欺瞞に騙されずにいることができるでしょう。
ありのままの現実を受け入れる強さが素直であることに必要ならば、弱さゆえの従順とは、やはり対極にあるように思えます。
全てを明るく鮮明に、可能な限り美しく見せる青空のような素直さを目指したいところです。
