国会ゲーム | “迷い”と“願い”の街角で

“迷い”と“願い”の街角で

確固たる理想や深い信念があるわけではない。ひとかけらの“願い”をかなえるために、今出来ることを探して。

今の国会の状況が、ゲームのように見えて仕方ありません。どうやって勢力を伸ばし、政権を維持ないし奪取し、自分の望む政策を通すか、そればかりを目標にしたゲームのようです。


小泉自民党は、政策の妥当性よりも、単純明快で感情面に訴えるアピールにより選挙に大勝しました。前にも書きましたが、小泉自民党の方針や政策自体が実際どれほど支持されているのかは、必ずしもはっきりしません。


そして、前原氏のもと再スタートする民主党ですが、民主党の建直しや躍進ばかりが目標とされ、日本をどのようにしていきたいのか、世の中のために何をしてくれるのかがよく分かりません。


このような状況で、国会が適切に世論をすくい上げ、国民の福祉を真に考えた政策が実現されるでしょうか。


例を挙げます。自民党は憲法改正により集団的自衛権の行使を認めることに前向きです。そして、前原氏もその点は同じようです。反対の人間も民主党内に少なからずいることが考えられるので単純にはいえないかもしれませんが、衆院480議席中、自民296議席+民主113議席=409議席が集団的自衛権行使に前向きという想定もできるでしょう。では、世論もそうなのでしょうか。


以前読売新聞が実施した世論調査では、集団的自衛権行使賛成30%に対して反対32%と若干ながら反対が上回っていた記憶があります。読売は改憲を主張する新聞で、そこの世論調査では、他紙と比べても改憲の%が高い印象があるのですが、それでも、このような結果が出たのです。少なくとも、409/480=85.2%の賛成という状況では決してないと言えるでしょう。


果たして今後、政治はどのように動いてゆくのか、期待よりも不安のほうがはるかい大きい状況ですが、市民の一人として冷静な目で見ていきたいと思います。