2024年1月も半分ほどが過ぎようとしています。
年の初めからいろいろとあり、なかなか仕事が手につかないこともありましたが、締め切りは待ってくれないので、コツコツ進めていかないといけないですね。
以下、2023年6月に読んだものから。
【井戸】
川上洋一2008「奈良県域の井戸」『井戸再考』第57回埋蔵文化財研究集会
【絵画】
塚田良道2023「蕨手文再考」『考古学と文化史』
常松幹雄2023「踆烏と蟾蜍」『弥生文化博物館研究報告』8
春成秀爾2023「木葉文と農耕祭祀」『弥生文化博物館研究報告』8
藤田三郎2006「唐古・鍵遺跡出土の鹿を描いた土器」「田原本町文化財調査年報』14
→左利きの作者
橋本裕行1996「弥生土器絵画研究のあゆみ」『弥生人の鳥獣戯画』雄山閣
【貝輪】
杉山拓己2023「紫金山古墳出土貝輪はいつ施文されたか」『考古学と文化史』
木下尚子2023「装身具からみた弥生文化」『弥生文化博物館研究報告』8
【ガラス】
比佐陽一郎2023「中世のガラス生産に関する一試考」『考古学と文化史』
【瓦】
辻川哲郎2023「九州北部地域における「初期瓦」の製作技術について」『考古学と文化史』
【顔料】
川部浩司2009「朱精製の特質」『大和弥生文化の特質』学生社
→朱精製土器は唐古に4点あり
【研究史】
星野達雄2007「旧石器時代」捏造事件が意味するもの」『考古学という現代史』
福田敏一2007「地人たちの彷徨」『考古学という現代史』
北郷泰道2007「1970年代の考古学」『考古学という現代史』
黒尾和久2007「日本考古学史研究の課題」『考古学という現代史』
七田忠昭1999「唐古池に集った人々ーもう一つの群像」『みずほ』29
森浩一 2001「唐古・鍵遺跡と考古学」『唐古・鍵遺跡の考古学』
豆谷和之2009「調査研究のあゆみ」『唐古・鍵遺跡Ⅰ』田原本町文化財調査報告書第5集
森岡秀人2023「弥生時代研究史」『弥生文化博物館研究報告』8
【研究法】
広瀬和雄2023「弥生文化研究をめぐる三つの断想」『弥生文化博物館研究報告』8
寺澤薫 2023「弥生国家論のゆくえ」『弥生文化博物館研究報告』8
松木武彦2023「弥生時代の「戦争」再考」『弥生文化博物館研究報告』8
永原慶二1996「通史」の役割」『歴史評論』554
田中史生2017「ヒト・モノ・文化の移動をどう捉えるか」『日本古代交流史入門』
【古代史】
日高敏隆・森治子2003「万葉時代の人と動物」『万葉古代学』
【古墳】
佐藤純一2023「クマノの臨海性墓制」『考古学と文化史』
穂積裕昌2023「古墳時代後期の貝類副葬とその背景」 『考古学と文化史』
松田度 2023「<前方後円墳>と<陵墓>」『考古学と文化史』
福島雅儀2023「鳳・龍を得て陸奥を望む」『考古学と文化史』
日高慎 2023「首長の本拠地と古墳」『考古学と文化史』
寺沢薫 2023「卑弥呼とその後」『卑弥呼とヤマト王権』
北條芳隆2017「大和東南部古墳群」『古墳の方位と太陽』同成社
【祭祀】
笹生衛 2023「宗像・沖ノ島における古代史足の意味と中世への変容」『「神宿る島」沖ノ島と関連遺産群特別研究事業成果報告書』
藤田三郎2012「唐古・鍵遺跡出土の分銅形土製品」『田原本町文化財調査年報』20
→唐古が東限
【集落】
柴田将幹2021「唐古・鍵遺跡の構造」『ヒストリア』289
上田裕人2021「弥生時代中期後半における池上曽根遺跡の集落内構造について」『ヒストリア』289
藤田三郎2023「奈良盆地の弥生大規模集落の評価」『弥生文化博物館研究報告』8
坂靖 2023「有力地域集団の支配拠点と支配領域」『考古学と文化史』
原田昌浩2023「藤井寺市津堂遺跡」『第237回考古学研究会関西例会資料』
下條信行2023「西部瀬戸内の弥生集落」『弥生文化博物館研究報告』8
大久保徹也2023「備讃瀬戸両岸地帯にみる弥生時代社会の推移」『弥生文化博物館研究報告』8
→居留地型貿易
石黒立人2023「弥生時代の「竪穴建物」をめぐる二、三の問題」『弥生文化博物館研究報告』8
寺沢薫 2023「纒向遺跡論」『卑弥呼とヤマト王権』
末永雅雄1968「はじめて弥生文化の内容を確証した唐古池」『考古学の窓』
菅谷文則1999「唐古・鍵遺跡第2次調査のこと、今日また明日」『みずほ』29
末永雅雄1938「唐古遺跡の調査概要」『史林』23-1
藤田三郎2001「唐古・鍵遺跡の最近の調査」『唐古・鍵遺跡の考古学』
藤田三郎1995「奈良県唐古・鍵遺跡」『季刊考古学』51
寺沢薫 1986「奈良県唐古・鍵遺跡」『弥生文化の研究』7 弥生集落
末永雅雄1976「唐古池の弥生遺跡」『考古学一二話』
西川寿勝2015「唐古・鍵遺跡が語る邪馬台国」『邪馬台国』洋泉社
森浩一 1999「唐古・鍵遺跡」『関東学をひらく』朝日新聞社
【植物】
金原正子2020「唐古・鍵遺跡第119次調査における花粉分析」『田原本町文化財調査年報』26
【人骨】
米元史織2023「北部九州の弥生時代人達」『九州大学総合研究博物館研究報告』20
【須恵器】
我妻佑哉2023「須恵器生産の系統的把握に基づく技術拡散過程の再検討」『第237回考古学研究会関西例会資料』
西谷正 1992「北部九州の初期須恵器とその系譜」『異国と九州』
【墨硯】
新名強 2023「和歌墨書土器の成立とその背景」『考古学と文化史』
甲元眞之2023「東アジアから見た弥生時代」『弥生文化博物館研究報告』8
【青銅器】
清水邦彦2023「ユーラシア大陸東西の鋳造用具」『考古学と文化史』
藤田憲司2023「倭人社会の鏡文化雑考」『弥生文化博物館研究報告』8
寺沢薫 2023「卑弥呼共立事情」『卑弥呼とヤマト王権』
網干善教1975「三角縁神獣鏡についての二・三の問題」『橿原考古学研究所論集創立三十五周年記念』
吉田広 2023「弥生青銅器の長期保有とその意義」『器物の「伝世・長期保有」「復古再生」の実証的研究と倭における王権の形成・維持』
→中期後半の王墓に画期
【石器】
武末純一2023「石庖丁を数える」『弥生文化博物館研究報告』8
→石庖丁副葬事例は栗山4号甕棺のみ
鶴来航介2023「木工具の運用と展開(2)柱状片刃石斧」『木材がつなぐ弥生社会』
上峯篤史2010「唐古・鍵遺跡における石器製作残滓の様相」『田原本町文化財調査年報』18 原石もある
【玉】
玉城一枝2023「続・手玉考」『考古学と文化史』
【鉄器】
道上祥武2021「鉄器製作工程に関する基本事項」『ヒストリア』284
山根航 2021「大県遺跡における鍛冶技術」『ヒストリア』284
藤尾慎一郎2023「弥生文化における鉄の意義」『弥生文化博物館研究報告』8
鈴木崇司2022「弥生時代の中部高地・南関東における鉄器副葬習俗」『弥生布の出現と展開』
西山要一2014「山王山古墳出土の象嵌円頭柄頭」『山王山古墳』飯塚市文化財調査報告書第45集
安村俊史2021「「大県遺跡と古代の鍛冶生産を考える」を承けて」『ヒストリア』284
石貫弘泰2022「愛媛県内における曲刃鎌の生産とその展開」『紀要愛媛』18
【陶磁器】
山本尚人2023「豊後府内出土の中国南部産焼締陶器鉢・擂鉢についての一考察」『考古学と文化史』
伊藤裕偉2005「中世の流通に関する考古学的分析の現状と課題」『中世の城館と集散地』高志書院
【動物】
江田真毅2022「ニワトリのはじまりと広がり」『家畜の考古学』
丸山真史・藤田三郎2014「唐古・鍵遺跡出土の魚類残存体について」『田原本町文化財調査年報』22
→海水魚は干物や塩付などの加工品
丸山真史・藤田三郎2017「唐古・鍵遺跡における弥生時代前期の魚類遺存体」『田原本町文化財調査年報』25
→前期に海水魚ほとんどない
【農業】
麻柄一志2023「縄文時代のクリ栽培」『考古学と文化史』
設楽博己2023「東日本の弥生文化をどう捉えるか」『弥生文化博物館研究報告』8
山崎純男2023「弥生時代開始期の生業」『弥生文化博物館研究報告』8
【半島系】
春日宇光2023「集落遺跡における百済系土器の意義と課題」『考古学と文化史』
【船】
鈴木信 2023「弥生~古墳時代の帆走について」『考古学と文化史』
【墳墓】
福島孝行2023「卓状墓の広がり」『考古学と文化史』
寺沢薫 2023「日本国家の起源を求めて」『卑弥呼とヤマト王権』
寺沢薫 2023「王権誕生への道」『卑弥呼とヤマト王権』
寺沢薫 2023「王権の系譜と継承」『卑弥呼とヤマト王権』
【紡織】
小林青樹・垣内翼・藤田三郎・柴田将幹2022「唐古・鍵遺跡出土紡錘車をめぐる問題」『弥生布の出現と展開』
→唐古・鍵では中期中葉に増加
石川ゆずは2009「紡錘車・紡錘車未成品・土器片円盤」『唐古・鍵遺跡Ⅰ』田原本町文化財調査報告書第5集
垣内翼・荒木清華花2022「奈良県における紡錘車の集成」『弥生布の出現と展開』
小林青樹2022「総括と今後の展望」『弥生布の出現と展開』
八幡一郎1968「北海道の紡錘車について」『北海道考古学』4
【骨角器】
川添和暁2023「南方遺跡出土の鹿角製儀器について」『岡山市埋蔵文化財センター研究紀要』15
【模造品】
岸本晴菜2023「広島県出土の滑石製玉類について」『考古学と文化史』
【木器】
小原雄也2022「伊勢地域における木材流通に関する考察」『Miehistory』29
東村純子・村上由美子2014「博物館資料としての石膏模型:唐古遺跡出土木器の保存と活用」『史林』97-5
→遺物の三次元的記録と保存、博物館の展示活用のための初期の試み
【山城】
ソ・ジョンソク2021「西日本「朝鮮式山城」の築城記録と百済山城」『市民ミュージアム大野城心のふるさと館紀要』1
【弥生土器】
岡安雅彦2021「遠賀川系土器の黒色物塗布技法の成立と展開」『古文化談叢』86
藤田三郎2023「飯田家コレクションにおける遺物蒐集の変遷」『唐古・鍵遺跡飯田家コレクションの研究』
藤田三郎2023「唐古・鍵遺跡における飯田家コレクションの意義」『唐古・鍵遺跡飯田家コレクションの研究』