このブログは、新型コロナウイルスに感染・陽性判定され入院した者の真実の記録(大げさ)

 

 

入院初日の昼ごはん。

 

味がしない・・・。

何も匂わない。

 

無味無臭。

 

これがうわさに聞くやつか・・・。

 

見た目は「ごはん」と認識していても、

口に入れるとそれは得体のしれない塊なんだよ。

何を食べてもそう。

 

味の仕組みってのは、

舌のセンサーが働いて

脳に信号が送られて味を認識するんだよね。

 

思ったことがある。

食べたときに、「あ、これしょっぱい『だろうな』」

というのは感じる。

 

だけど、味の認識はできない。

すごく不思議。

甘いのもしょっぱいのも、全部そう。

 

 

昼食後、夕方までダラダラ過ごし夕食。

ここでも無味無臭。

 

夜になって検査に行くことに。

おそらくこれが、隔離生活で最初で最後の外出になる。

 

初日にね 笑

 

この時もビニール手袋をハメさせられて、

看護師のあとをついていき、

エレベーターやすれ違う人にも気を使い、

検査室まで行った。帰りも同じ。

 

検査から帰ってきてからは、

それもう地獄のはじまりだった。

 

23時には38.0を記録。

 

そこから高熱・咳・倦怠感、

2時間おきに目が覚めて、

全く熟睡できない。

 

なかなかの拷問だよね。

 

寝てた2時間だって熟睡じゃないし。

 

朝の6時に37度台前半に下がり、

体温1℃違うだけでこんなにも身体の負担が違うのかと

ビックリしている。

 

 

次回に続く

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1mmも要請になるなど思っていなかった私。

あまりの高熱で、

パニくるどころか前の晩に乳飲料だけ飲んだ、

それすら忘れ、空腹という概念も消えていた。

 

保健所からひっきりなしに連絡がくる。

これは仕方がないことだね。

向こうも仕事上、やらなきゃいけないことだろうから。

電話を切るときなんて、言いたいこと言って切る!

みたいな感じ。

それから職場の上司に連絡。

連絡後、あちらはあちらで、対応に追われていた。

病院からも電話が当ったりして、自分も対応に追われた。

 

陽性というだけで、かかわった人たちの仕事が一気に増えるのだ。

 

「これは陽性あるあるだけど、負い目を感じちゃダメ」

とは言われたが、わかっていたって、仕事で迷惑がかかるのは200%だ。

「俺のせいじゃない」なんて割り切れる呑気は

そうそういないと思うぞ。

 

それから入院の準備。

話に聞くと、「1時間後に迎えに」とかあるそうで、

オイオイ勘弁と思って慌てて準備した。

 

高熱と闘いながら。

 

もしこれを読んでいる陰性の人がいたら、

覚えておくとよい。

 

一度入院すると、本当に出られないし。

外部からの差し入れ等も一切NG。

病院orホテルでだいぶかわるだろうけど、

ある程度のお金は用意しておくべきだし、

プチ旅行な感じで荷物をまとめないと後悔するよ。

私が入院しているところは、売店もコンビニもなく自販機のみ。

なので、買えないものは事前にそろえた。

全部家のもので。

 

結局、時間が遅めだったので即日入院はなしになり、

翌日午前の入院となった。

 

翌日。

保健所の迎えの車が来て乗り込むとき、

使い捨てのビニール手袋があり、それをしろと。

車の中も、対策バッチリになっていて、

病院につくまでは、私を含め3人、一切会話なし。

 

到着後、保健所の車から降りると、

車は挨拶もなしにあっという間に帰った。

これは感染対策上、近づかないためであろう。

 

引き継いだ看護師に病室まで案内されたが、

その直前、病院の入り口でやはり新しいビニール手袋を

するよう言われ、その場ではめる。

 

そして、一切の壁や手すりに触れない、

歩くときは廊下の真ん中という指示が・・・。

 

最初から対策が想像以上だった。

そして建物内。

 

歩くときは、前方に人がいれば看護師が立ち止まり、

絶対に接触・すれ違いがないように慎重に移動。

 

次にエレベーター。

一般のお客さんが乗っている可能性がある。

なので、離れた壁際の隅で待機。

いないのを確認して乗るが、

ここでも壁や手すりには一切触れないよう言われ、

寄っかかりも禁止。中央に立てと。

 

そして入院する個室エリアの手前の手前まできたときに、

ちょっと驚愕した。

 

ニュースの密着とかでみるような光景。

これがコロナ過で働く医療従事者のリアルか、と。

 

個室エリアの手前が、

感染対策用の着替えとか準備をするスペースになっている。

看護師さんたちは、用事があるごとに、そこで着替えたり、

脱いだりするということだ。

 

たとえそれが、検温だけだったとしても。

 

個室に入る際、一度入ったら検査以外は出られませんので、

と念押しをされる。これが隔離入院ということなんだね。

 

個室に入ってからは、入院に関する説明を一通り。

その後、主治医から今後の治療についての説明を受ける。

 

もう時間の感覚が狂う。

まもなくして昼ごはんになった。

 

そしてこのあと、噂のコロナ症状を痛感することになる。

 

 

続きは今度。

このブログは、新型コロナウイルスに感染・陽性判定され入院した者の日記。

 

この先どうなるかはわからない。

 

だから日記のかわりとでも言いましょうか、

自分が無事生還するまでの真実の記録と言っていい。

 

参考になることなどあまりないでしょうけど、

医療従事者がどれだけ大変なのか、

その実情を発信するには良い手段だと思っている。

(今更と言われてしまえばそこまでなのだけどさ)

 

 

ことの発端は、ある日の朝。

すごく体調が悪かった。

それでも我慢して仕事に行った。

 

休みたいときに休めない、これは現代の日本における縮図だ。

 

1日我慢した。

しかし、その我慢のおかげか、はたまたいずれは通る運命か、

その日の夜には熱が出始めた。

 

翌朝。

やっぱり熱が続く。

 

私は元々、扁桃腺持ちで、一年に何回かは腫れる。

扁桃腺もちの人ならわかると思うけど、

熱が出るときはだいたい高熱なんだよね。

 

しかしこのときは、37.6。

扁桃腺にしてはちょっと低いかなって。

だから風邪って勝手に決め込んでいた。

 

1日通して、熱が上がったり下がったり。

というのも、前述のとおり、扁桃腺もちなので、

仕事に穴をあけられない時のために、個人的に抗生物質を仕入れている。

 

熱がさがったのはその抗生物質のおかげかなとも思った。

がしかし、また熱があがるときもある。

それが2日間続き、3日目に事態は急展開する。

 

3日目の夜、ついに熱が高熱の域に達した。

しかも、近年ではまずお目にかかっていないような数字、

「38.7」を記録した。

 

漫画のように二度見をしたよ 笑

 

手持ちの抗生物質で熱は下がると思っていたので、

まさかの出来事だった。

 

その夜、確実に寝れたのは3時間。

朝の4時にはあまりの高熱具合に、

目が覚めてしまった。

 

これはマズイ。

 

そのまま眠れることなく、朝やけを目にする。

 

その日、覚悟を決めて病院に行こうと。

熱がある手前勝手には行けない。

なので、保健所に電話をして説明。

 

保健所も当初は、「聞く限りでは扁桃炎かもしれない」

ということで、病院に電話をしてから行くことになった。

 

そして・・・。

 

熱があるということでPCR検査を。

病院も、おそらく扁桃腺が濃厚、と。

 

病院に行く前は、熱が落ち着いて37.6だった。

病院につき、PCR検査の前に検温をした。

 

まさかの38.5・・・。

 

え??笑

 

わずか数十分前は37.6だったのに??

 

PCR検査が陰性だったら、

時間をおいて点滴しますとのことだった。

 

が。

 

かかわった人が誰しも想像しなかったであろう、

まさかの陽性判定だ。

 

ここでも私は、ドラマのように「えーーーーーーっ!?」と

叫んでしまった 笑

 

自分が陽性判定をもらうなど、1mmも考えてなかったからだ。

 

パニくるにパニくれない。

なぜならこのとき、、自宅で38.7を記録したからだ。

 

そこからは、高熱と闘いながら、各仕事方面の調整に入った。

 

 

続きは今度。