このブログは、新型コロナウイルスに感染・陽性判定され入院した者の真実の記録(大げさ)

 

 

1mmも要請になるなど思っていなかった私。

あまりの高熱で、

パニくるどころか前の晩に乳飲料だけ飲んだ、

それすら忘れ、空腹という概念も消えていた。

 

保健所からひっきりなしに連絡がくる。

これは仕方がないことだね。

向こうも仕事上、やらなきゃいけないことだろうから。

電話を切るときなんて、言いたいこと言って切る!

みたいな感じ。

それから職場の上司に連絡。

連絡後、あちらはあちらで、対応に追われていた。

病院からも電話が当ったりして、自分も対応に追われた。

 

陽性というだけで、かかわった人たちの仕事が一気に増えるのだ。

 

「これは陽性あるあるだけど、負い目を感じちゃダメ」

とは言われたが、わかっていたって、仕事で迷惑がかかるのは200%だ。

「俺のせいじゃない」なんて割り切れる呑気は

そうそういないと思うぞ。

 

それから入院の準備。

話に聞くと、「1時間後に迎えに」とかあるそうで、

オイオイ勘弁と思って慌てて準備した。

 

高熱と闘いながら。

 

もしこれを読んでいる陰性の人がいたら、

覚えておくとよい。

 

一度入院すると、本当に出られないし。

外部からの差し入れ等も一切NG。

病院orホテルでだいぶかわるだろうけど、

ある程度のお金は用意しておくべきだし、

プチ旅行な感じで荷物をまとめないと後悔するよ。

私が入院しているところは、売店もコンビニもなく自販機のみ。

なので、買えないものは事前にそろえた。

全部家のもので。

 

結局、時間が遅めだったので即日入院はなしになり、

翌日午前の入院となった。

 

翌日。

保健所の迎えの車が来て乗り込むとき、

使い捨てのビニール手袋があり、それをしろと。

車の中も、対策バッチリになっていて、

病院につくまでは、私を含め3人、一切会話なし。

 

到着後、保健所の車から降りると、

車は挨拶もなしにあっという間に帰った。

これは感染対策上、近づかないためであろう。

 

引き継いだ看護師に病室まで案内されたが、

その直前、病院の入り口でやはり新しいビニール手袋を

するよう言われ、その場ではめる。

 

そして、一切の壁や手すりに触れない、

歩くときは廊下の真ん中という指示が・・・。

 

最初から対策が想像以上だった。

そして建物内。

 

歩くときは、前方に人がいれば看護師が立ち止まり、

絶対に接触・すれ違いがないように慎重に移動。

 

次にエレベーター。

一般のお客さんが乗っている可能性がある。

なので、離れた壁際の隅で待機。

いないのを確認して乗るが、

ここでも壁や手すりには一切触れないよう言われ、

寄っかかりも禁止。中央に立てと。

 

そして入院する個室エリアの手前の手前まできたときに、

ちょっと驚愕した。

 

ニュースの密着とかでみるような光景。

これがコロナ過で働く医療従事者のリアルか、と。

 

個室エリアの手前が、

感染対策用の着替えとか準備をするスペースになっている。

看護師さんたちは、用事があるごとに、そこで着替えたり、

脱いだりするということだ。

 

たとえそれが、検温だけだったとしても。

 

個室に入る際、一度入ったら検査以外は出られませんので、

と念押しをされる。これが隔離入院ということなんだね。

 

個室に入ってからは、入院に関する説明を一通り。

その後、主治医から今後の治療についての説明を受ける。

 

もう時間の感覚が狂う。

まもなくして昼ごはんになった。

 

そしてこのあと、噂のコロナ症状を痛感することになる。

 

 

続きは今度。