治療と指導 | 御薗治療院のブログ

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筋力検査を基本にして思わぬ異常部位を見つけ出し、刺激は
ごく弱い刺激で効果がでます。体感する医療を追求しています。



以前利用させて貰っていたブログ日記のサーバが見られなくなりました。

過去の記事は全て消えてしまいました。





症状を軽減させるためには人任せでは絶対によくなりません。



いつも患者さんには言っているのですが、ただただ治して貰うという意識では良くならない。



良くなってもスピードがあまりにも遅すぎます。



治療に来てくださった方ならわかって頂けると思いますが、痛みや症状は一瞬のうちに変化します。


殆どの痛みや症状のある部分というのは必ず筋肉や皮膚が緊張しています。



その緊張が一瞬でなくなると症状も一気に緩解します。


一瞬で気も血も水も流れるんですね。



身体って凄いです!!



一瞬で良くなるのです。


良くなる刺激なら一瞬です。



またすぐに戻ってしまうという人がありますが、これは不注意に今までの習慣を繰り返しているからに他なりません。



習慣ですから気付きにくいです。



それは確かです。



私が言う動きを真似して貰うとなかなかうまくいかない。



難しい   



とよく言われます。



単純な動きなのに難しいというのです。



何故でしょう?




それは脳がその動きを拒否しているからに他なりません。


そのことを教えるのが治療です。


そして無理やり動かすのではなく、気付くことにとどめるということです。


これが難しいようですが、力もいらないし、疲れない。


それでもやらないです。(笑)




指導に近い治療が当院の治療方法ともいえます。



痛いところ、症状のあるところを何故刺激しないのか?



拒否している人を無理やり説得しようとしても説得できるはずがないのと同じように

拒否している動きも無理やり動かそうとしても決して動くことはありません。



だから拒否している関節や筋肉を無理やり動かしたり刺激しても効果はないのです。



本人は頭ではわかっています。



動いていないのもわかります。


動かせば良くなるのもわかっています。



しかし、動かせないし、動かそうとはしないのです。



絶対に無理やりは逆効果です。


余計に拒否されますから・・・。



だから症状のあるところに刺激をしても何の意味もないのです。



いえ、少しぐらいの意味はあるかな~。


それは自己満足です。



まあそれも癒やしという治療だというのなら、それはそれでいいです。



でももっともっと深い問題になってしまいます。


それを覚悟なら癒やしもいいです。



治療ですから、癒やしとは違います。


癒やしは、麻薬と同じでやみつきになります。



治療は必要なくなればする必要がありません。


この違いですね。



癒やしと治療を共存させる必要はあるのかな~と思う時はあります。


人によってはね。


「癒やし」一辺倒は絶対に逆効果です。




拒否しているのはあなた自身の脳です。


私ではありません。



それを理解するようにしなければ治らないのでは当たり前なのです。



でもそれを理解しようとはしてくれません。


ここが問題です。



治療をして痛みを軽減させても不満そうにしている患者さんもいます。



なんで~?



こんなに動きやすくなっているやん!!


でも不満です。


そういう時は根気が必要です。


説得しようとしたら逆に話題をそらされて説得になりません。



少しずつ言い続けることしかないんだな~


とつくづく思います。



もちろんわかってくれない人はいつまでもわかってはくれませんが・・・。(^^;



それでもいいんです。



言い続けます。




不満そうにしている患者さんも症状が軽減してくるから徐々に徐々に心を開いてくれます。



そこで


なんで通ってくれているんですか?



と聞くと周りから「行ったん?」


と聞かれるから来ています。



とか言われたりします。



義務みたいにくんなよな~。



と思ったりしますが・・・(笑)



それでも来てくれたらなんとかなります。



あきらめてしまったら何ともなりません。



楽になることなら続けるといいますが、一概にそうだとは言えません。



楽になるとわかっていても続けない。



続けたくない。



これが人間の思考の仕組みでもあります。



わかっちゃいるけど止められない。



ってよく言いますが、何度も同じ症状をくり返している人は、自分自身でもそれを凄く

わかっているようです。



わかっているならやめろよな~。



って思いますが、またそこが人間の人間らしさともいえますからね~。



私、決してそんな人間らしさのある人嫌いじゃないです。



だってね。


自分にもそういうところありますからね。



面白いこと書いている人がいました。



木々や動物は頑張らない。


頑張っていないし、自然にしているのに何の不具合もないってね。




ちょっと違うかな~。


頑張りはしないけど、生きていこうとはしてますね。



それも自然のなりたちだといいますが、生きていこうとすれば必ず必要最小限の考えや行動

は必要です。




太陽の方向に伸びようとするし、ご飯食べる為に他の動物を殺したりもする。



その術を必死で磨いてますよね。


一見無秩序に見えますが、理由がちゃんとあるってことでしょうね。




必要に迫られなかったら頑張らなくてもいいんじゃないですか?

でもそこで頑張ってしまうから疲れるんです。


疲れるから必要な時に必要な力がでなくなったりします。



きっと動物は必要に迫られて頑張ってます。



だから頑張ってない訳ではない。



ともいえますね。




でも頑張っているという意識はないでしょう。


必要だからやっているだけですから・・・。



不必要に頑張ろうとすると後でしっぺ返しが来ます。



特に未来のことを考えて余計なことしていると後で痛い目にあって終わりです。


人生って精算されるんですよね。




きっと・・・。




だから不必要に頑張らない。


やるべきこと。


やれることをやる。



「やれないことを嘆くより、やれることをやる」


ホーキングがそういったそうです。



確かにそうだな~と思います。



ホーキングは天才的な研究をしています。


でも頑張ってない。


やれることが少ないから、その中で精一杯やろうとしている。


ただそれだけなんでしょうね。


きっと必要なくなったらこの世からいなくなる。


私も同じだな~と思っています。



必要でなくなったらいなくなる。



今は必要とされているから生きている。


自分自身を自分自身が必要としている。



これかな~。


だから生きていこうとする。



つまり死ねないんですよね~。


今は!!



そんな生き方って大事だな~と思っています。



きっとそれは死を意識した生き方だからかな~と思ったりします。


だから今やれることを必死でやる。


楽しいこと


必要なこと



それをただただする。


これ大事なことですね。



症状を何とかしたい訳ですよね。


だったらやれることがあるはずです。


やってみたらきっと楽でしょうね~。


楽しいですよ~。


きっとね。


それでいいんじゃないですかね~。


少なくともやれることをやっているという満足感はあるし、達成感もあると思います。



もしかしたらそれだけでいいんじゃないですかね~。