香箱はその昔、香木や燻香料などを収めておく蓋つきの四角い箱のことです。
茶道や香道の道具として、また宗教儀式の用具として用いられたそうです。
ねこが前足を折り曲げて自分の体の下に隠すようにして座る姿を目にすることがあります。
その様子が四角い香箱の形に似ているところから香箱座りと呼ぶそうです。
猫の最大の武器は爪。香箱座りから猫パンチは繰りだせません。
万が一にも攻撃しなくてもいい状況、つまり安全で安心な時に限って香箱座りをするといいます。
モンシャットの香箱座り。
性格がおっとりしているので、ほとんどこの姿勢が定番。
お母さんの夏目(左)と娘・スミレの香箱座りっぽく寄り添うツーショット。
母猫・夏目と長男・モンシャットの段違い香箱座り。
未熟な飼い主ですので、ねこの香箱座りをしったのは、
姫路市書写の里・美術工芸館で催されている「アートになった猫たち展」がきっかけです。
歌川国芳 山海愛度絵図「はやくいきたい播州高砂蛸」
姫路市書写の里・美術工芸館のご好意により掲載を許可されています。