72年11月19日、

東京・浅草国際劇場で行われた

リサイタルを収録した、

石橋正次さんの

初めてのライヴアルバムです

(73年2月発売)。

 

曲目です。

 

当時の歌謡曲の歌い手さんの

リサイタルというと、

いわば歌謡ショーのような

構成のものが多く、

この日も、玉置宏さんの司会で、

何人かのゲストとの共演を交えながら

進行されていたようですが、

契約や権利の関係からか、

そういう音源が

ほとんど収録されていないのが

残念だと思います。

 

当時の石橋正次さんは、

24歳になられたばかりでしたが、

70年の、舞台版と映画版の

「あしたのジョー」の主人公、

矢吹丈を好演して人気が沸騰し、

その後もテレビを中心に、

反骨心を持った生徒役や若者役で

出演することが多く、

主役はもちろん、脇役を演じても

圧倒的な存在感を漂わせていて、

若手俳優として大活躍中でした。

 

ことにこのころは、

代表作の一つともいえる

「飛び出せ!青春」の放映中で、

さらに大ヒットしたシングル

「夜明けの停車場」(72年1月発売)

に続いて、

「鉄橋をわたると涙がはじまる」

(72年6月発売)、

「雪国へおいで」(72年9月発売)と

スマッシュヒットが

続いていたこともあって、

歌に演技に縦横無尽の活躍で、

まさに人気絶頂期のころでした。

 

全体的に、

歌謡演歌風の楽曲が多いなか、

黄色い声援が

多く飛び交っているところに、

当時の人気の高さがうかがえます。

 

残念ながら

CD化はされていないようですね。。。

 

 *過去記事

石橋正次:ゴールデン☆ベスト