「70年代前半、

無敵のアイドルとして

真理ちゃんスマイル」

ともよばれた

満面の笑顔をふりまきながら

歌い続けた天地真理の、

全シングルA面曲に

未CD化音源などを加えた

46曲入りの2枚組ベスト盤

(2002年11月発売)。


天地真理は、デビュー曲

水色の恋」(71年10月発売)

がスマッシュヒット。

 

2枚目のシングル

ちいさな恋」(72年2月発売)、

3枚目のひとりじゃないの

(72年5月発売)の連続ヒットと、
テレビドラマ
時間ですよ」の、

親しみやすそうなキャラクター

とがあいまって、
あっという間に

国民的な人気アイドルとなる。


その後も

虹をわたって」(72年9月発売)、

ふたりの日曜日」(72年12月発売)、

若葉のささやき」(73年3月発売)、

恋する夏の日」(73年7月発売)

と順調にヒット。


絶頂期は73年。

 

それこそ毎日朝から晩まで、

その笑顔を見ない日がないほどで、
主演番組、主演映画も作られ、

文房具、人形から自転車まで、
キャラクターグッズの多さも

記憶に残る。


こうしてシングル曲を

発売順に聞いてみると、
なんとかアイドルから

脱皮をしていこうと

試みていた様がうかがえる。

 

収録されている
多くの曲を聴いて、
個人的な感想だが、
彼女の声質にあっているのは、

デビュー曲の水色の恋」や

想い出のセレナーデ」

(74年9月発売)のような、

バラード調の

ナンバーだったのではないかと

思えてくる。


こういう曲が

多くわりあてられれば、

彼女の人生も

もう少し違う方向に

進んでいったのではないかと

しみじみ思う。(★★★★)

(2006.8.26記)

 

天地真理さんです。

 

ある世代から上の方には、

その大人気ぶりも含めて、

懐かしいお名前だと思います。

 

真理さんのデビュー当時、

桜木健一さんと

吉沢京子さんが共演していた

「太陽の恋人」という

テレビドラマがあって、

吉沢京子さんの役名が

「天地真理」でした。

 

どちらが先だったかは

よく覚えていないのですが、

テレビで二人の「天地真理」

(芸名と役名ですが)が、

同時に存在していたのを

よく覚えています。

 

テレビやラジオなどで

紹介されるときには、

代表曲として「恋する夏の日」

が紹介されますが、

「水色の恋」が好きな私としては、

この曲にもう一度

スポットがあたればいいなと

思っています。

 

 *過去記事

水色の恋/涙から明日へ

虹をわたって