台北旅行最終日は、午前中まるまる時間があるのでお約束で國立故宮博物院に向かう。
3日間お世話になったホテルをチェックアウト。大荷物を預けて出発。
最寄りの中山國小駅までの通いなれた道、4日も経つと名残惜しい。
一本裏の小学校の横の道。
そしてMRT淡水線で士林へ。
駅から高架下を行き通りに面したバス停より故宮博物院行きの路線バスに乗車。
15元。
バスは故宮博物院入口のロータリーに止まるのでそこからは階段を登っていく。
なお紅20という系統のバスは建物入口のエントランスに横づけするけど、階段を登っていく何かしら壮大な感じを味わう事は出来ない。
この感じ、直接建物に行っては味わえない。ただ暑い中辛いけど。
建物前の階段を更に登る。
ようやく到着。國立故宮博物院へ。
一階部分がエントランス。
チケットは350元となかなか高額だが、MRTの各種チケットを提示すると割引になり280元になった。この割引額は大きかった。
台北に行った際は高確率で行く場所だが、今回はあまり時間が無かったから迷ったけど結局いった。
館内の展示品の撮影が出来ないから館内の写真はないけど。
毎回新しい展示品にも巡り合えるし、前に何度も見た物も数多い。
午前中だからか予想よりも混んではいなかった。
今の時期はあの有名な誰もが見たがる翠玉白菜の展示は無かった、その事も影響しているのだろうか。
展示品の事を書くとキリが無いので割愛しますが。
個人的には今回は絵画、墨蹟、陶磁器を主に見ていたが。
なお、こんな場所です。
展示品とかはHPご参照を。
故宮博物院に保管されている数々の中国歴代王朝が集めて来た至宝の数々、それを継承する事が中華王朝の正統王朝である証だった。そして中華民国(中国国民党)もまたそれらを継承してきた。
中国共産党との内戦で中国国民党が台湾に逃れた際に北京の故宮にある至宝の数々のベスト4分の1位を一緒に台湾に運び込んで、この地に厳重に保管した。
だから台北の街中とかでは無く、少し街はずれの山の麓に。
(空襲に備えて山にはトンネルが掘られていて、そこに保管されている)
だから単なる歴史資料を集めた博物館では無く中華の正統継承の証の品々を厳重に保管している場所なのだ。
建物を見た感じからも単なる歴史博物館では無い事がわかると思うが、
実際にここは中華民国が中華の正当政権であることを主張するための重要な場所なのです。
館内は空調で涼しく、長居したくもなるが少し早めに帰り寄り道する事にした。
故宮博物院からタクシーで10分弱(120元)で士林官邸公園へ。
ここは蒋介石の官邸があった場所。現在は公園(植物園的)になっている。
入ってすぐのところに蒋介石夫人の宋美齢の乗用車が展示されている。
なかなか園内は広い。
蒋介石の官邸は有料(100元)で見学できるが昼休みで打ち止めになっていしまったので外観のみ。
バラ園。
鳥居もある?
そしてタイムリミットだから士林駅まで歩く。5分位。
士林からMRTで帰りホテルに戻って荷物を引き取る。今度こそ本当にサヨナラ。
ここで毎晩のように一服していた喫煙場所(台湾は室内の喫煙は禁止、かといって路上でも禁止、なかなか吸える場所が無い)