音無川跡を下る、王子〜田端〜日暮里〜三ノ輪 令和6年4月27日(土) | お出かけ&ライブのブログ

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ゴールデンウィーク前半初日、今日は王子より石神井川支流の音無川(石神井用水、下郷用水)の跡を下ります。

音無川は王子から田端、日暮里、三ノ輪を経由して下流では山谷堀として隅田川に注ぐ川。用水だから人口の河川だろうか。

まずは王子の駅近くの音無親水公園へ。
ここは石神井川の本流だが現在は主ルートは王子分水として迂回していて、この区画だけ水流は分断している。

親水公園の最上流、この堤の先が石神井川だけどこの水は石神井川の水ではなく浄化された水だろう。

地図看板を撮ったものだが、朱のマーカーが本来のルート、水色マーカーが現在の分水路。


親水公園から出て飛鳥大坂沿いのみそ熊で先に腹ごしらえ。



そして王子駅の先、都電に添う石神井川。
メインルートから外れているから水流は少ない。(この先で石神井川と合流。と言ってもこちらが本来のルートだけど)

さて本来の音無川は、江戸時代の絵図だとこんな感じ。
朱のマーカーの川。
現在の音無親水公園のどこかから分かれてるのだろうが整備された現在では見当がつかない。
とりあえずわかる場所は、飛鳥山の東側の麓。
たぶんこの道だろうか。

JR沿いに進んでいくとだんだんそれらしくなる。

この縁の感じ、間違い無いだろう。

しかしその先で行き止まり。
おそらくこの先はJRの用地内を抜けて反対側に行ってるのだろう。
とりあえずは写真右側に続く登り坂を登り、高台から続く跨線橋で線路反対側へ。
(写真の水色の跨線橋)

反対側に回る、しかし痕跡はわからない。
東北新幹線の高架の下辺りだろうか?

まあ、全く判らない。
植え込みの部分が跡に見えなくもないが。

とりあえずはひたすら線路沿いに進む。
鉄道用地に囲まれたJR東日本の一大拠点みたいな地域。
これは訓練用の機関車。

珍しい車両も。

線路が物凄く日常的なエリア。
結局水流跡がわからず仕舞だが、この踏切を越えると。

右側の歩道になんだかソレらしい痕跡が。
右側のやや赤い舗装部分、幅的にも恐らくは音無川跡か。

更に進むと、道との間に残された暗渠発見。排水溝レベルではあるが。

スーパーマルエツ前の蓋はオシャレなタイル。

鉄板だったり。

中を覗ける場所があったが、水は無し。

そしてこの先で再び水流跡は消える。
というか追跡不能に。
とりあえず西日暮里まではわからず。

そして西日暮里で音無川跡の道がわかるが痕跡は無い。
そして先日訪れた藍染川放水路のスタート地点へ。
まさかここを横切る道も水流跡だったとは。コンクリートの蓋を横切る黒い部分が音無川跡か?

その先は西日暮里駅前の繁華街。

その先、日暮里方面へ。

常磐線を越える。

この部分までは適当な地図が無くて載せなかったが、ここから先はいつもお世話になる実業之日本社刊、東京暗渠散歩付録地図が一番わかりやすいので拝借しました。

とりあえず台東区のあの一角まで目指して。

日暮里の駅前に向かって。

日暮里駅前。どの部分を流れていたのだろう?

日暮里駅前を抜けて。

羽二重団子の前を行く。



この向かいの善性寺の門前に重要な遺構があったのを見落としていたので、翌日再訪してきた。

徳川将軍も時々来たことから名づいた将軍橋。

少し道から奥まったところにあるが、移築したのか?



尾久橋通りに出る場所には御隠殿橋があった。こちらも翌日再訪。

尾久橋通りになる。

尾久橋通り沿いのマンション入口にあった水鶏橋跡。翌日の再訪。




脇道の旧尾久橋通りが流路。

日暮里中央通りを越える。



御行の松のある西蔵院不動尊。

御行の松。こちらは3代目で初代の切り株が右側の祠に安置されている。
音無川跡はこの御行の松の北側。

判別基準は荒川区と台東区の区境、という事。人口的な道で無いから恐らくは自然河川だったのかもしれない。

右側が荒川区東日暮里、左が台東区根岸。



区境という事が見出す唯一の手段。

そしてまっすぐな道に出てしばらく道なりに。



旗本池田家の屋敷跡の案内板。

そして常磐線の手前で流路は右に折れる。

そして日光街道へ。

日光街道に架かっていたのが三ノ輪橋。
現在は都電の停留所名として残る。

日光街道の先は浄閑寺沿いに。

浄閑寺前にあった音無川の案内板。



浄閑寺は時間が遅くて入れなかった。
吉原遊郭で亡くなった遊女達が葬られた場所。



浄閑寺前から続く音無川跡。

土手通り(日本堤)に並走。

なんだかいかにも川の跡らしい公園。
この辺りから山谷堀になるのだろうか。

その先で土手通りに合流。

月曜日以来のあしたのジョー。

吉原に向かう客が精をつけたのか、馬肉店がある。

その先の趣のある桜鍋店。

土手通りには古い建物の店が並ぶ。


天ぷらの老舗。
(ずいぶん前に一度だけ行った事あるけど)

そしてここで一旦音無川下りを中断してすぐ道向かいの吉原遊郭跡外周巡りに向かいます。
注、お風呂屋さんには行きません。