新宿歌舞伎町より蟹川跡を辿り江戸川橋 令和3年7月10日(土) | お出かけ&ライブのブログ

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新宿で少し時間があるので、
今回は新宿辺りから流れ出ていた蟹川の跡を辿ってみた。


実業之日本社刊 東京暗渠散歩より抜粋

本当の水源は新宿西の青梅街道あたりだが、
全く痕跡も無さそうなのでとりあえず「らしい」ところから。

最初は西武新宿駅東側あたり。(地図①)
少し谷間になっているあたり、と思われる。

歌舞伎町のメインルートの花園通りは実は蟹川の跡。微妙な曲がり具合が確かに川だ。
実は自分も花園通りが川跡とは最近知った。


都電跡の四季の道と合流するあたり。
川の跡どころか都電の跡の雰囲気も全く無い。



新宿文化センターの前をゆく。

道の狭さからかつての都電の専用軌道の跡というのはわかるが、川の跡とは全くわからない。


やがて坂を登る都電跡と下る蟹川跡が分れる。
(地図③)


しかしそこから先、全く痕跡がわからなくなる。
恐らく古くから暗渠化されたと思われる。
既に完全に道と同化したり宅地化したり、、、

暗渠探しに慣れた人でも発見が難しい難易度の高い暗渠巡り。

地形の高低差のみを頼りに。
(人口の用水を除き川は地形の一番低い場所だから)

それから判断すると恐らく赤い舗装のあたりか?

たぶんこの道。

ここから先も完全に道に同化したりして、
正直どれが正しい川跡かわからず。
流路も変遷により変わる場合もあるので。

細い路地。
これは分流跡だそう(地図④)。

もはや本流を辿るのは不可能、とりあえずはルートに近いと思われる場所を探りながら。

大久保通りを越えて戸山公園へ。

高低差があり恐らく下の団地の辺りが流路か。

箱根山の近くを流れ??


園内の親水公園のような辺りが流路だったか?

そのまま戸山公園を出る。
恐らく蟹川は道向いの早稲田大学戸山キャンパスの中へ。

早稲田通りから戸山キャンパスの東側の路地へ入る。(地図⑦)
途中で行き止まりとなるがこれが蟹川跡。早稲田通り側から入っていったので上流に遡る形。




午後も良い時間、適度に空腹なので、
早稲田に来た時によく寄るキッチンオトボケへ。
ハンバーグ定食にカニクリームコロッケ追加。
学生街だからご飯の量が多い。


ここから先も流路を辿るも全く痕跡無しで
ルートも不確か。
とりあえずは冒頭で引用している東京暗渠散歩の地図を頼りに。


ずっと進み山吹町の辺りでなんとか川の痕跡。
道の不自然な曲がり具合(地図⑧)


縁石は流れの形そのままか?



程なくまた普通の道。

でも支流の跡は川跡の雰囲気。
(地図⑨)

こんな細い路地なのに新宿区と文京区の区境。
川があったからこそ。

で、本流は相変わらず痕跡無し。

曲がり具合で見当つけるしか。

結局どれが本流かわからないまま神田川に合流。

神田川本体も何度も改修されているので合流点は跡形も無し。

かなり前から暗渠化された跡は既に道路や街中に消滅してしまっていて、暗渠に詳しい人でも至難の技と思われる。


なお、結局江戸川橋まで来てしまったので新宿には地下鉄で帰る。
が、2回乗換が必要で結構面倒くさかった。