※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































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〖ふ、ふふ………ハッ!…1人で笑って…すみません。〗



『…え?あ、いえいえ謝らなくて大丈夫ですよ。
笑えるというのは素晴らしい事ですし、智夜君の笑顔は素敵でした。
だからいっぱい笑って下さいね。』



〖っ………〗



『…どうかしましたか?』



〖…いえ……なんでもないです。〗

















…そう?


”なんでもない“…という顔には見えないけど……
















〖えっとさっき大隈さんが話してくれたことなんですけど……〗



『え?あ、はい。』



〖それ、暁翔が言った事とはちょっと違ってます…〗



『……違う?』



〖はい。その話しも暁翔がしてくれたんですけど…大隈さんが思ってるような”仕方なく“ご飯食べたとかじゃないです。〗



『え?』



〖暁翔は、こんな美味しそうなご飯を食べたら最後追い出されるかもしれないって思ってたそうです。〗



『えっ!』



〖出てけと言われるかもしれないからお姫様達に会わないように部屋にこもっていたし、何を言われるか分からないから喋らないようにしてた…とも言ってました。〗



『なっ…そんなどうして……』



〖…俺はそれを聞いて…そう思った気持ち分かりました。〗



『……え…』













気持ちが分かるって…それって智夜君も暁翔君と同じで___













〖”そんな事にはならない“って言われてたとしても…最初からその言葉を信じられる訳ないですから……〗



『っ!』



〖だから__ 〗




ギュ!

〖え……〗



『今は!?今は智夜君は信じられる大人はいますか!?』



〖!〗



『お腹いっぱい食べられてますか!?
あたたかいお布団で眠れてますか!?』



〖っ………それです…〗



『え…?』















”それ“…?














〖大隈さん、部屋から出てこない暁翔にご飯と一緒に手紙を部屋の前に置いていたんですよね?〗



『手紙……』














あ、そういえば書いていたかも……















〖最初気づかなかったらしいですけど、2日目の夜にその手紙を見つけて読んだらしいです。
中には、好きな物を作るから教えてとか、新しいベッドカバーは何色がいいかとか、”これから“の事がいっぱい書かれてあったって言ってました…
それを見て泣いた…とも……〗



『!』



〖あと後悔もしたって言ってました。
きっとそれまでも大隈さんは毎回手紙も一緒に置いていってくれてたはずだから、それを読めずに返事もできなかった事を後悔してるって……
だけど…あの時泣いて食べたご飯は一生忘れないとも言ってました。〗



『っ……』



〖大隈さんのお陰で人を”信じてみよう“と思えたから部屋から出れたし、お姫様達ともちゃんと話す気にもなれた…
大隈さんが嬉しそうにしてくれるからご飯もいっぱい食べるようになったし、大隈さんが悲しい顔をするから具合が悪い時はちゃんと言うようにした…
”母親がいたらこんな感じなのかな“って大隈さんを見て思ったんだそうです。〗



『…だから…僕がお母さん……』



〖はい…〗



『暁翔君……』



〖…俺も、その通りだなって思いました。
暁翔を心配する大隈さんは優しくてあたたかくて母親みたいだなって…〗



『智夜君まで……』



〖俺達、親には恵まれてなかったけど……〗



『……』



〖今は……ううん、今を楽しんでます。〗



『!』












それ…

姫乃さんが暁翔君によく聞く質問……















〖だから、大隈さんはこれからも暁翔を見守っていて下さい………って、なんか俺がこんな事言うの恥ずかしいです…ね////〗
















……ううん…そんな事ない……





僕、暁翔君が智夜君を好きになった理由が分かった気がする…


こんないい子に惹かれない訳ないもんね……


















『…ありがとう智夜君。
じゃあこれからは暁翔君と智夜君…2人を見守らせてね。』



〖っ………はい…////〗



















どうかいつまでも2人が”今を楽しんで“いられますように……