※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































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ど、どうしよう……



社長を怒らせかった訳じゃない……







言った事取り消した方がいいの…?



でも……






チラッ…

その映像を見られたら…














「那智!
お前が甘ちゃんなのは知っているがこれは__ 」



{あー。訴えられても俺はもう知りませんよ?
それと、人に言う前に今の自分の顔を鏡で見たらどうです?
やっばいですよ?}



「!」



{えっと大隈君?この怖い顔の社長は見なくていいから聞かせてくれるかな?
大隈君はこの男、深溝を庇ってるのかい?
君、怪我させられてるよね?それでも?}



『っ!』














長世副社長…気づいて……



ギュ…

















「はあ!?怪我だと!?」



{あー、うるさいので社長は今は黙ってて下さい。}



「なっ!?」



{社長が口を挟むと話が進まないんですよ。
それとも何ですか?これ以上俺の時間も奪いたいと?}



「ぐっ……」



{はい、分かって頂けたみたいなので黙ってて下さいね。}



「……。」



{じゃあ大隈君、聞かせてくれるかな?
そんな事をされた相手を庇う理由は何?}



『……僕の怪我は…たいした事ないです…』



{…たいした事ない…ねえ?}



『っ、はい……
それに僕は…僕の所為で誰かの未来を狂わせるという事が…怖くてできません……』



{……}



『…臆病ですみません……』



{…いや。}



『あと…その映像……警察沙汰にすると他の人も見るんですよね?』



{まあ、証拠だからね。}



『…櫻坂さんが映ってしまいます……』



{うん?……ああ、そういう事か。}



『……』



「あ?どういう事だ?」



{この後ここにその櫻坂さんが映るんですよ。
大隈君を助ける為に深溝を殴り飛ばした櫻坂さんの姿が。}



「…ああ、そういう事か。」



{ええ。そういう事みたいです。
確かにこのまま映像を渡せば事情は聞かれる事になるでしょうね…。}



「……那智、お前__ 」



『すみません松丘社長……
僕、櫻坂さんに迷惑かけたくありません…
だから……お願いします。できれば何もなかった事にして欲しいです…』



「……お前はそれでいいんだな?」



『はい…』



「……長世。」



{そうですね。過剰防衛か逆に暴行なんて判断されるかもしれません。
そうなると残されるのが__ }



「ハッ!よし!その話しは無しだ!」



『!』



{…でしょうね。
社長はその顔で子供好きですしね。}



「おい長世、顔は関係ないだろうが。」



{はいはい。}



「おい!」

















ホッ…


良かった……





これで櫻坂さんに迷惑はかからない…















松丘社長と長世副社長がお互いの顔の事で何か言い争っているけど、僕はまだ2人に言わなきゃならない事がある……














『…あの……僕はクビでしょうか?』



グルンッ!
「はあ?ふざけんな!なんでだよ!?」
{あり得ないから。}



『……残っても…いいんでしょうか?』



「どこに被害者のお前を辞めさせる奴がいるんだよ!」
{そんな無能な会社なら潰れてしまえ。}



『っ……ありがとうございます…』



「ったく、急に何を言い出すかと思ったら…焦らせんなよな。」



『…あと、もう1ついいですか?松丘社長……』



「あん?なんだよ?責任云々は聞かねぇぞ?」



ギュ…
『……僕、もう櫻坂さんの所にはいけません。
どうか同じ条件で合う方を…探して下さい……』



「……は?」