※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
••✼••┈┈・• • • ❀ • • •・┈┈••✼••
『__という事が…ありました……』
ソファーにドカッと座り足を組み真っ直ぐ僕を見る社長と、前屈みで僕の話しを聞いてくれている副社長…
そんな2人を前にして緊張したけど何とか深溝さんの事は報告できた…
あとは……
…ギュ……
『…またこのような事になってしまい…本当に申し訳ありません…』
「…はぁ。」
『っ……』
社長…怒ってる……
スッ
「那智。ちょっと顔かせ。」
『っ、は、はい…』
ペンッ!
『っ!?』
え?………え?デコピン…された……?
「なに謝ってんだお前は。
何度も言ってんだろうが。お前は悪くないって。」
『!』
「本当にお前は__ 」
{あー。パワハラ、モラハラ。}
「うぐっ!」
{やめて下さいよー?社長。
それで訴えられでもしたら尻拭いするのは俺なんですから。
それともあれですか?俺の大事な時間を奪いたいと?}
「…どこが…ダメだった?」
{苦痛を与えるような言動に態度。加えてデコピン?は?あり得ないでしょ。何してんですか?}
ガバッ!
「那智!すまない!」
『えっ!?あ、いや__ 』
{大隈君。本当にこの社長が申し訳ない。
もし訴えるならいい弁護士を紹介するよ?}
『っ!いやいや無いです!そんな事絶対にしません!』
{あ、そう?大隈君は優しいねー。
社長。大隈君の寛大さに感謝して下さいよ?}
バッ!
「ありがとう那智!」
っ、社長が頭を下げるとか__
『やめて下さい社長!
僕はなんとも思ってないですし、また会社に迷惑をかけてしまった僕の方が頭を下げるべきで__ 』
{ああ、それは違うよ大隈君。そこは社長が正しい。
こんな奴にこんな事されて…君が謝る必要はどこにもないから。}
『…え?』
“こんな事”って……
僕、何をされたか詳しく話してないのにまるで全部知ってるみたいに__
{大隈君は話さなすぎたね?……クルッ…こんな事されたのにまさかこいつを庇っているのかい?}
長世副社長が僕の方に向けたタブレット…
そこには、僕の家の玄関…そしてあの日の僕と深溝さんの姿が映っていた…
これってもしかして、セキュリティ会社の人が付けてくれた防犯カメラの映像…?
…え?
どうしてこの映像を長世副社長が持ってるの…?
{さて大隈君。こいつは許されない事をした。
そこで聞きたいんだけど、制裁は何を望む?
何でもいいよ?何でもしてあげるからね。ハハハ。}
……え?