※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































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ガコンッ……  カチャ

「よーし着いたぞ那智。」



『………』















…うん…途中から気づいてた。



事務所に向かう道じゃないなって……






でも、乗っているのは松丘社長の車だし運転してくれているのも社長自ら……


だから僕は何も言えないなって思って黙っていたんだけど……まさかここって……














ガチャ

「何してんだ?ほら降りろよ。」



『…松丘社長……ここは…ご自宅……でしょうか…?』



「あ?どっからどう見てもそうだろうが。」



















どっからどう見てもって……




う、うん……でもまぁ、社長のお宅だからこんなに大きいお屋敷も…有りだよね……















入る事を躊躇ってしまうお屋敷……




でも松丘社長はスタスタと入って行くし執事みたいな人が出てきて “ようこそお越し下さいました” とか言われちゃうし……






もう内心、うひゃぁ!と何度叫んだか分からないくらいだよ…
















自分の家だからスタスタ歩いて行ってしまうのは分かるけど、つい僕との歩幅の違いを知って欲しいと思っちゃった…


付いていくにも、もう必死だからね僕……









そしてある部屋に入っていった松丘社長…



ドアを開けて待ってくれてて良かった…

これで閉められていたら入っていいのか僕は大分悩んでしまっただろうから……
















クイッ
「ほら入れ。」




『…あ、はい……失礼します……スッ…』



{やあ、おはよう大隈君。}



『っ!…え?長世副社長…?』
















その部屋の黒いソファーには長世副社長が座っていた…


松丘社長よりも滅多に会えない長世副社長…





それなのに…どうしてここに?












あ、もしかして松丘社長と長世副社長はそういうご関係で一緒にこの家で暮らされて___
















{あ、今なんかゾワッとした。
大隈君さ?もしかして変な事想像してない?}



『…え……』



{やめてね?
今日は必要性があってここにいるだけで、この社長とは何も無いから。}















…あれ?

僕、今思ってる事を声に出しちゃってたかな…?

















ドカッ

「んな事はどうでもいい。
あと、“この”とか言うんじゃないよお前は。」



{ハハハ。}



「笑って誤魔化すな。ったく。
それと那智。取り敢えず座れ。」



『あ、はい……ススッ



「よし。じゃあ話しとやらを聞かせろ。」



『っ……』
















その松丘社長の真剣な顔に緊張が走った……



だけど、こうして時間を作ってもらったんだからちゃんと話さなきゃ……
















グッ…

『…昨日の事なんですが___ 』

















そして僕は昨日起きてしまった事を話し始めた……