二宮和也さん41歳のお誕生日おめでとうございますヽ(´ー`)ノ
※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
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ゴォォ〰〰 ゴォォ〰〰
…ん……なんの音……?
パチッ…
お腹に響くようなそんな音がして目を開けた僕……
一瞬、ここが何処だか分からなくなったけど目を開けた先に触れ合う指先を見つけて思い出した…
…僕……寝ちゃってたんだね……
眠れないなんて……フフ、そんなのあり得なかったね……
それにしても……
ゴォォ〰〰
……まさか、この音が櫻坂さんの鼾だったとは。
チラッ
左隣で寝ていたはずの和臣君と潤己君は何故か僕の反対側に移動して寝ているし…
……避難…してきたのかな?
僕の体で少しでも遮られているといいけど……
ソッ…
僕は2人を起こさないようにそっと布団から抜け出した。
そして何故か遠くにいっちゃっていた櫻坂さんの布団もそっと直した。
その時に一瞬止まった鼾だったけどまた直ぐ再開しちゃった……
凄い音……
でも……フフ。櫻坂さんの寝顔見れちゃった。
僕はできるだけ静かに朝ごはんの用意をした。
お医者さま達はまだ夢の中だから怒られないからね。
そして同時に洗濯もまわし、干し終わる頃に2人が起きてきた。
今日も寝起きの顔が可愛い2人…
でもちょっと不機嫌そうに見えるのは櫻坂さんの鼾がうるさかった所為なのか、僕が洗濯物を干していたからなのか……
でもその顔も、頭を撫でておはようと言うと笑顔に変わったから良かった…
昨日の内に松丘社長に連絡をして、朝一に会ってくれるという約束を取ったから僕はあまりのんびりしていられなかった。
だから、起きてこない櫻坂さんには悪いと思ったけど先に2人の朝食を済ませてしまった。
それから洗い物も終わらせて櫻坂さんの家を出なきゃいけない時間になった。
仕事があると伝えたから僕を玄関まで見送りに来てくれた2人……
“仕事”…それを邪魔しちゃいけないと考えている2人は“嫌だ”なんて絶対に言わないけど、その顔は何を言いたいか直ぐに分かるほどだった…
だけど、朝から2人の顔が見れて今日のお仕事も頑張れそうだと伝えるとやっと笑ってくれた……
そして……
〈いってらっちゃい!〉
〔おちごと がんばっちぇね!〕
とても可愛い声援をもらえて僕も自然と笑顔になった。
まだ寝ている櫻坂さんへの伝言を2人に頼んで僕は“いってきます”と玄関のドアを開けた。
櫻坂さんのマンションから出ると僕は念の為辺りを見回した。
ここが知られてはいないと思うけど…念の為に……
大丈夫だと分かった僕は、それから駅へ向かおうと歩いていた。
そして1つ目の曲がり角を曲がった所で……
ガチャ_
「よう那智。」
『っ!?……え、え?松丘社長?』
「おう。おはようさん。」
『あ……おはようございます……え?どうしたんですか?
というか、どうしてここに?』
「お前が会いたいって言ったんだろ?」
『…へ?』
「だからこうして迎えに来てやった訳だ。
どうだ?嬉しいだろ?」
『…迎えにって……僕、事務所に行くと__ 』
「待ってんのはつまらねぇんだよ。文句あるか?」
『…うわぁ……』
松丘社長らしい……
「ほら那智。とっとと車に乗れ。時間は無限じゃねぇんだからな。」
『あ、はい!すみません!』
そして僕は車に乗り込んだ……