※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
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大隈君が家にいるのに大隈君が作ってくれたご飯を食べないというのが変な感じはしたけど、夜ご飯は仕方なくデリバリーを頼んだ。
その事に納得いかないのか大隈君のが食べたかったと言う和臣と潤己…
…いや、でもな?
お前達のお医者さんごっこは続いているし、大隈君は起き上がると2人に怒られるし、いつの間にか絆創膏を貼ったはずの左手は包帯でぐるぐる巻きにされている…
それで大隈君の料理が食べたかったとか…無理だろ……
2人も好きだから喜ぶだろうと思って頼んだピザ。
それに直ぐに食いついたくせに食べ終わると大隈君のピザトーストの方が美味しいとか言う……大隈君が苦笑いするしかないじゃないか。
…まあ、何を言ったとしてもちゃんと食べたからよしとしよう。
ご飯を食べ終わると大隈君と一緒に寝ると言ってきかない双子。
自分達で布団を並べて枕のセッティングも完璧にして俺を見上げてきた…
…俺が反対するとでも思っているんだろうか?
OKを出すと2人は喜んで早速布団に入ろうとしていたけど、そこはNOだ。
そのまま2人が寝てしまう可能性があるから風呂が先な。
いつもはそこまで楽しそうに風呂に向かわない2人だけど、今日は大隈君が見守りをしてくれると分かったからかウキウキと着替えを持って風呂場へと向かった。
そしてリビングに俺用の布団を準備していると楽しそうな声が聞こえてきた。
大隈君はあまり食欲がなかった…
あの2人に混ざって聞こえる声が無理して出していない事を願うばかりだ…
左手は使ってはいけないと双子に言われているらしい大隈君は、風呂から出た2人の髪を乾かすのを俺にお願いしてきた。
…そうか。
大隈君がいる時は2人は大人しく髪を乾かしてもらうのか。
いつもは自分達でお互いにやりあうのにな。
…俺が頼まれたからってそんな残念な顔するなよ。
包帯を外すのをダメだと言ったのはどこかの小さな医者達だろ。
髪を乾かし、大隈君に絵本も読んでもらうとすんなり眠りについた2人…
そんな2人を見つめる大隈君…
でも、その瞳はやはりどこかいつもと違う気がする……
《…大隈君。》
『あ、はい…?』
《…お茶いれるからさ…あっちで一緒にどうかな?》
『…え?お茶ですか?……櫻坂さんが…入れて下さるんですか?』
……う。
凄く驚かれてれる……
でも怪我人にさせれないし…
心配される理由は分かるけど俺、頑張るから……だから大丈夫。
…………たぶん…。