※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































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2人の姿に自分達を重ねる想像をしていたからか、ぼーと見てしまっていた。


そんな俺の姿に気づいた櫻井さんが慌てて……















  ❬あ!すみません!
櫻坂さんを前にしてお恥ずかしい事を……❭



《え?あ、いえ別に__ 》



〘あ?ヒロが恥ずかしいと思う何かをしたか?
まさぐってもないぞ?〙



《!》



  ❬……藍。言葉通りに受け止めないで下さい。❭



〘あ?でも今__ 〙



 ❬今のは初対面の方を前に体裁を整える為の言葉ですよ。
相良さんに”なんでも屋“と紹介されたんですから、依頼に繋がるかもしれないじゃないですか。❭



〘ああ、なるほどな。〙



  ❬はい、そういう事です。
ですから藍も外では出来るだけ言葉を選んで下さい。
”まさぐる”とか……俺的に駄目です。❭



〘分かった。もう言わん。〙



  ❬ええ、そうして下さい。❭















俺の藍さんに対する印象は大分変わった






”やめちまえ“と言われたのも”勘違いだ“と言われたのも俺が怒らせたから言ったんだと思った。


でもこういう結果になって、俺に何かを気づかせる為に言ってくれたんじゃないかとさえ思う……









〘ごちゃごちゃ考えたって、既に出ている答えは変えられねぇんだよ。〙










あんな言葉を聞いたら尚更…ね………















そして、心構えなんてものは必要なかったと思った。




この2人を見ても不快に思わない…

寧ろ俺もそうなりたいと思う程だから…








…貴雅には感謝しないとな。








[だったら知ればいいんだよ。
その人達が普通のカップルと何も変わりがないって事を。
そうすれば俺みたいに少しは柔軟に考えられるんじゃない?]









その言葉通り俺は変われたと思うから…














  ❬櫻坂さん?……櫻坂さん?❭



《ハッ!あ、はい。》



  ❬あー、……その…度々すみません。❭



《いえ。羨ましく見させて頂いてました。》



  ❬え?❭



〘おい。ヒロはやらないぞ。〙



《っ!?…ハハハ。いいえ。俺が欲しいのは違う人ですから慎んで辞退させて頂きます。》



〘そうか。ならいい。〙















ハハ。

こうやって話すと藍さんは面白い人なんだな。





そして櫻井さんしか見ていない。
















  ❬”いい“ って……まあ、俺もそれでいいですけど。❭
















ハハ。櫻井さんの方もだな。














カタッ
  ❬なんか…暑くないですか?
私、お水もらって来ます。❭



〘あ!待てヒロ!〙 



クルッ
 ❬え?藍もお水いります?❭



〘いやそうじゃなくて__ 〙



ズルッ
  ❬あっ……❭














危ないっ!













スタッ!  ガシッ!

  ❬!!❭











 


っ!


今の一瞬で藍さんがここからそっちへ…?
















〘…フゥ。気をつけろヒロ。〙



  ❬…ビ、ビックリした……❭



〘頭打たなくて良かったよ。〙



  ❬ありがとうございます藍…
また自分の体質忘れてました……❭



〘俺がいる時なら問題ない。俺が絶対守るから。〙



  ❬藍……❭















その台詞は…流石に格好よすぎる……

















パチパチ
   パチパチ




〘…あ?…なんだお前等?〙



〈しゅごい!〉
〔にんじゃしゃんだぁ!〕



〘あ?なんだって?〙



〈ぴょん!しゅたってした!〉
〔にんじゃしゃんだったんだね!〕














和臣?潤己?


いつの間にこっちに?















  ❬…藍。たぶん”忍者さん“と言われてますね…これ。❭



〘……誰が忍者だ、誰が。
ったく、お前等もあの花屋と同じかよ。〙




パチパチ
〈しゅごい!〉
〔じゅんもなりたい!〕
















……え?


初めて将来なりたい職業を聞いたけど……忍者…?








そういうのは否定せずに応援するものだって何かで読んだけど……忍者は応援してもいいものなのか?