※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































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俺を褒めた後、貴雅は満足したようにビールをもう1本あけると色々と話しだした。















ピタッ…

《…は?…わざと?》



[そう。なっちゃんに俺のパーカーを貸したのもわざと。]



《……なんでそんな事を?》



[え?それ聞く?]



《…え?》



[だって、こうして役にたったじゃん。]



《役にって……ハッ!?》



[アヒャヒャ♪]



《…俺に…意識させる為に…?》



[そう♪いや~、予想通りヤキモチ妬いてくれて良かったよ。]



《……いつから?》



[ん~?]



《貴雅は……俺が大隈君をそういう風に想ってるっていつから気づいてたの?》



[いつって、結翔がなっちゃんの話しを初めて俺にした時からかな。]



《えっ!嘘でしょ!?
俺、あの頃はまだなんにも__ 》



[ううん。もう結翔はそういう顔してたよ。]



《へ?》



[たぶんなっちゃんが思い浮かんだのかな?
”ご飯作ってくれてるから早めに帰る“って言った時、結翔…笑ってた。]



《…それは……大隈君のご飯が美味しいから楽しみだとか思ってただけな気が……》



[いーや、あの顔は違うね。俺には分かったよ。]



《…分かったんだ?》



[うん。だってうちに食べに来ていた時のワクワク顔とは違ったからさ。]














…ワクワク顔って……
















[だからピンときたよね。
ご飯作ってくれてるっていうのは言い訳で、早く帰りたいのはそこで待っていてくれる誰かに会いたいんだって。]

















…大隈君のご飯は美味しい。




だから残業で遅くなったとしても外で食べて帰るなんて考えられなくなった。


今日は何を作ってくれているんだろう?って今でも楽しみにしている。










…だけど貴雅にこう言われて気づいた事がある。



俺…そのご飯の楽しみとは別に早く帰りたいと思う理由があった。






忙しかった日なんかは特に思う事…



あの、”おかえりなさい。お仕事お疲れ様です“ と微笑んで言ってくれる大隈君のその言葉を聞きたいんだって…



















[だから……そんな結翔を見たから俺は単独でなっちゃんに会いに行ったんだよね。
結翔が早く帰りたいと思う程の相手がどんな人か知りたかったから。
それと……
お節介だと言われようと俺が見極めてあげたいとも思ったんだ。
結翔がまた傷つくような事があったら嫌だったから……]



《!》



[…でも、まあ?
本当にいらぬ心配だったよね。
あ、でもなっちゃんがいい人だって分かったのは良かったかも?]



《……いや、大隈君は”いい人“なんて言葉じゃ片付けられないくらい沢山の魅力が……ハッ!な、なんでもない/////》



[はいはい。ノロケご馳走様で~す。]



《ち、違っ……////》



[別に隠さなくていいし、俺にはじゃんじゃん言っていいよ?
言ったじゃん。俺は”応援する“ってさ。]



《貴雅……》



[寧ろ、なっちゃんが相手なのに応援しない訳ないよね。
絶対お似合いだと思うし。]



《…そ、そうかな…////?》



[そうでしょ。
結翔はイケメン、なっちゃんは可愛い系。
ほら、お似合いじゃん?]














それ、見た目じゃん……



まあ、そう言ってもらえて悪い気はしないけどさ…






ただ……















《…その”可愛いなっちゃん“も男…なんだよね……》



[え?だから?]



《…貴雅……同性に”好き“って言われて喜べる?》

















応援してくれるのもありがたいけど…



そこが…問題なんだよ……