※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
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タタタタッ
[待て待て~]
テテテ
テテテ
〈〔キャハハハ♪〕〉
フフ、2人とも楽しそう。
今日は、お詫びも兼ねてという事で貴雅君に遊びに誘われてこの広い公園にきた。
ここは2人が楽しめるようにと貴雅君が調べてくれた近くに植物園がある公園で、小さい子も遊べる遊具や噴水なんかもあって水遊びもできちゃう所みたい。
そんな所に来たからか、こうして車で少し遠出するのが初めてなのか2人はずっとテンションが高いまま…
そして車に乗った時はまだ貴雅君に警戒している感じがしたけどああやってノンストップで遊んでくれる貴雅君に今では2人も心をひらいたみたい。
貴雅君が本当はいい人だって分かったからだろうね。
僕の方も貴雅君と話をさせてもらって、貴雅君が本当はどういう人かが分かったからああして2人を安心して任せられちゃう。
一緒にいて大丈夫なのかを知る為に演技までして僕を探ろうとした貴雅君ならね。
あ、そろそろ休憩しようって声をかけなきゃ。
その前に準備しとこう。
汗を拭くタオルに飲み物…
あと、クーラーバッグに入れてきた冷えた果物も出して……
ガサゴソ…
チラッ
『…あの櫻坂さんは飲み物いりませんか?』
《……》
『…櫻坂さん?』
《…え?…あ、ごめん。なに?》
…やっぱり櫻坂さんの様子がおかしい。
この前…
貴雅君に2人が砂糖をかけちゃったあの日辺りからなんだか櫻坂さんに話しかけても心ここに非ず…みたいな感じになってしまった…
…僕…櫻坂さんの気に触るような何かをしてしまったのかもしれない。
2人を泣かせてしまったからかな…?
でしゃばり過ぎちゃったのかな…?
“2人の事が大好き”なんてお父さんの許可ももらわずに言っちゃったからかな…?
考えてるけど分からない…
それに、櫻坂さんの反応がないからか2人はまた櫻坂さんと話すのを止めちゃったし……
それはダメだよ…
僕が原因で3人の関係が悪化するなんてダメ…
………うん、決めた。
最悪、僕は2人の側にいれなくなるかもしれないけど…このままでいいはずがない。
だから、丁度2人がいないこの機会に櫻坂さんに聞いてみよう。
『…櫻坂さん……僕、櫻坂さんの気に触るような何かをしてしまいましたか?』
《……え?》
『あの…僕に直す所があったら言って下さい。櫻坂さんの言う通りにしますから。』
《え?あ、いや…ちょっと待っ__ 》
スッ
「あ、やっぱり櫻坂じゃん?」
《は?……クルッ…っ!》
「よう!久しぶりじゃん!こんな所で何してんの?」
《…笹本……》
僕達が話している所に現れた同じくらいの歳の男性…
どうやら櫻坂さんの知り合いみたいだけど…
この男性を見た時の櫻坂さんの嫌なそうな表情は何故だろう……?