※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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「ねぇねぇ、聞かせてよ~アキトっち~♪」



《え?アキトっち…?》



「櫻谷君って長いから“アキトっち” 。いいよね?」



《……は、はあ…》



「それでそれで?
さっきのはいったいどっちなの~?」



《え!いや……》



「教えてよ~?凄く気になるじゃ~ん。」



《ですから……チラ……それは……》
















……ハァ。



さて、俺はさっさとピザ作りを始めるか。













スタッ…


《あっ!》



グイグイ
「早く教えてよ~!」



《え、あ、ちょっと……》














スタスタ…


えっと…俺達が使っていいのはこの作業台みたいだな。







キョロキョロ

で、材料は___











スッ
「どうやら彼処から自由に持ってくるみたいですね。」



『ビクッ!』














あ、この人は確か……大鳥さん…だったか?













「取りに行って早く作ってしまいましょう。」



『…あ、はい。』













材料を取りに行った時に、係の人から軽く説明を受けた。




へぇ?

結構、簡単なんだな。





…って、生地も伸ばすだけだし材料も切られて準備されているんだからそりゃそうだよな。











グッグッ

…おぉ、これ面白いな。




そして、これをだいたい20cmまで伸ばす…と。







よし。

あとは、具材を乗せるんだよな。







そんなに大きくないから1人でも食べきれるサイズだと教えてもらったけど、本当に食いきれるのか…?



もし食いきれなくても、よく食う奴が近くにいるから食わせればいいと思ったけど……









チラッ…


なんかまだコソコソ話してるんだよな…。





ってか、いつまで話してんだ?


どんな味ならあいつも食うのかを知りたかったのに…














ジー
『……』



「そんなに悩まなくても何でもいいんじゃないですか?」



『……え?』



「貴方が作った物なら櫻谷さんは喜んで召し上がると思いますけど?」



『そうですか…ね?』















確かにあいつなら何でも美味そうに食べる気がするな。







よしじゃあ、構わずに普通のピザっぽい感じで作るか。


先ずはトマトソースをぬって、チーズにトマトとバジルとサラミ。

あとは、黒いこれ。



オリーブだっけか?







サッ サッ



あ、ピーマンもいるか…?













………ん?





…あれ?…ちょっと待て。


今の発言は何かを確信しているみたいな言い方じゃなかったか?








まるで、俺達の事を知ってるみたいな__














「よし、出来た。」



『……あの、大鳥さん。』



「はい?」



『…その……暁翔…いや、櫻谷君から何か聞いているんですか?』



「…“何か”とはなんでしょう?」















…この反応はどっちだ?




…分からないな。

でも、知らないなら余計な事を言う訳にもいかないし、ここは……













『何も聞いていないならいいで__ 』



「櫻谷さんから直接は聞いていません。」



『そうですか………ん?“直接は”…?』



「はい、直接は。
でも、集合場所に集まった時にぶつぶつ独り言を言っているのは聞こえてきました。」



『……因みに…何をですか?』



「“俺は苦手を克服して試練を突破する。そしたら智夜君にもう1度告白するんだ” …とか言ってましたね。」



『!』



「あとは “何度だって諦めない” とか、“俺なら出来る” とかですかね。
まあ、本人は独り言のようでしたけど、その場にいる全員には聞こえるくらいの声でしたよ。
聞いていなかったのは、あそこで今もしつこく櫻谷さんを問い詰めてる松島くらいですね。」



『っ!?』



「ですが私達は何も聞かなかった事にして、あたたかく見守る事にしてますのでどうぞ気にしないで下さい。」













私達…?





……ハッ!


クルッ




サッ! ササッ!





っ!!


今、明らかに視線を反らされた……







これ……ここにいる人達全員、俺が誰だか分かってるって事なんじゃ___












タタッ

《智夜君お待たせ!1人にしてごめんね!?》














なっ!?


紛らわしい事言うなよ!





それじゃ俺がお前が来ない事に拗ねてるみたいじゃねぇか!!