※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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俺宛のメールは見た…


見たけど……












《…大嶺君。いいかな?》



スッ
『あ、はい。』



《ありがとう。……“大嶺 智夜様。本日は当施設に足を運んで頂きありがとうござ __ 》



〈渉羽さん、そこら辺は省いていいのでは?〉



《ん?ああ、そうか。
ええっと………アスレチック体験をして感想を聞かせて欲しい…って事らしいな。》














そうらしいんだよな…


でも、なんで俺にだけきたんだ?












〈なる程。スッ……この、ジップスライドというやつもある空中アスレチックの事ですね。〉



チラ
《げっ……》



[アヒャヒャ!渉羽ちゃんは見ない方がいいんじゃない~?]



《…そう…しとく。》



〈ええ、そうしといて下さい。
これは…所謂高校生で若い大嶺君にアスレチックを体験して感想を聞かせて欲しいという事ではないですかね?〉



『…俺の感想ですか?』



〈たぶんですが、大嶺君なら屈託ない意見が聞けると思ったんじゃないですかね?
まだオープン前ですからその意見を元により良く改善できれば…と、考えているのかもしれませんね。〉



『…じゃあ俺は何か意見を言わなくちゃいけないんですか?』



《アンケートみたいな物は求められるかもしれないけど、1番は楽しんでくれているかじゃないかな?
だから大嶺君は無理して何かを言わなきゃいけないとかではないと思うよ。
それに、嫌なら行かなきゃいいだけだろうしね。》



『…行かなくてもいいんですか?』



《兼成、いいんだろ?》



〈…どうでしょうね。
ご協力お願いしますとは書いていますが、来なくていいとは書いてないんですよね…〉



[ん~。行かないと何か問題があるとか?
例えば無料で招待されてるけどそれが有料になっちゃうとかさ~?]



『!』



〈あなた、それはいくらなんでも__ 〉



『俺、行きます。』














俺が行かないからって有料になるとか絶対ダメだ。


それなら、ちょっと行ってそのアスレチックで遊んでくればいいだけの話しだからな。






全然興味はないけどな…















〈…ほら、あなたが変な事言うから。〉



《眞生~💢》



[えぇ~!?例えだったのに……なんかごめ~ん。]



〈大嶺君、無理しなくていいんですよ?
無いとは思いますが、もし万が一相葉さんが言うような事があっても全額渉羽さんが払いますから。〉



《俺かよっ!》



〈行かなくていいと言ったのは渉羽さんですからね。〉



《っ!……ああ、払うさ!払うとも!》



〈と、いう事なので大嶺君も__ 〉



『いえ、行きますので大丈夫です。』



〈…あら…そうですか。チラッ



[う…ほんと、ごめ~ん。]
















メールには、そのアスレチック場に11時に来いと書いてあった。

そしてツリーハウスからは少し離れた場所になるから迎えが来るという事だった。








予定では2時間くらいらしく、昼食もあっちで食べれるようにしているという事だったけど…














《いいかい?少しでも嫌だと思ったら直ぐに帰ってくるんだよ?》



『はい。』



〈気分悪くなったりしたら近くの係の人に言って下さいね?〉



『はい、分かりました。』



〔怪我には気をつけて。準備運動は大事だ。〕



『はい。』



カサッ
[大嶺君、おやつ持っていく?]



『……いえ、それは大丈夫です。』



〈ハァ、全くあなたは…。〉













そんなに沢山のお菓子を持って動きまわれないだろうからな…














リンリン♬

《お、迎えが来たみたいだな。》



〔あれ、ゴルフカート?〕



《こういう所では最適なのかもな。》



〔確かに。〕



『…じゃあ、行ってきます。』



《ああ。行ってらっしゃい。》














櫻井さん達に見送られて外に出ると、窓のない小さな車みたいな物が停まっていた。


これがゴルフカートとかいう乗り物か…?












「大嶺 智夜様。この度はご協力頂きありがとうございます。
これからご案内しますのでどうぞお乗り下さい。」



『…はい。』














車みたいに早くはないけど、窓がないからか少し怖いと思ってしまったゴルフカート。


でも、細い道を走れたり上り坂もスイスイいけるのはなかなかだな……







その途中、運転してくれている人が頼んでもないのに色々説明をしてくれた。


猫のログハウスがあるように、反対の敷地には犬と泊まれるログハウスもあるそうだ。






……犬は…わんわん何とか…なんだろうか?


俺は少しだけ、どんなネーミングなのかが気になった。











それから、15分くらいで目的の場所に到着した。




…ここ、大分山の上の方だよな?












「では、こちらにどうぞ。
他の方も集まって下さっていますから。」












…なんだ、俺だけじゃないのか。




でも、その方がまだいいよな。


俺だけの意見なんて聞いても片寄るだけだろうし。





それに、意見を頑張って考えなくていいと思うと俺も楽だしな。










その人が集まっているという所に行くと既に何人かがいた。



5、6人はいるか…?

俺と同じくらいの年齢にも見えるな…













「こんにちは。」
「こんにちは~。」



『…こ、こんにちは。』












……う……これは慣れない。






同じくらいの歳の奴等と話すとかないもんな…


学園でも、俺はあんな感じだったし…












ザッ
《こ、こんにちは……》












…ハァ……またかよ…


でも、挨拶されて返さないとか無いよな……













クルッ
『あ、こんにちは………っ!?』



《…久しぶり…だね。智夜君……》



『…な…んで……』















なんでここに暁翔がいるんだよ……