※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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渡された服に着替えた。


ここに座れと言われたから素直にソファーに座った。









……でも、物凄く気まずい。






そこまででかくないソファーだからか、すぐ近くにお殿様がいる。


そしてなぜかさっきから無言で見られてる…









……なんなんだ、この時間は?



別に話す事はないから俺は無言でもいいんだけど、その視線はちょっと……















「ハハ。見すぎたかな?君に嫌われる前にこの辺りでやめておこう。」














嫌う…とかはねぇけど、やめてくれるんならありがたいかな。














「大嶺君。君から見て暁翔はどうかな?」













どうかなって……どういう意味だ?












『…櫻谷君は、勉強もできるし運動もできるので凄いと思いますけど?』



「あー、そっちじゃないんだよ。
見た目…そう、暁翔の容姿とかについてはどう思う?」



『…見た目…あぁ、学園でも人気ですよ。
今日も待ち合わせの場所で人に囲まれてましたし。』



「…その答えじゃ暁翔はまだまだみたいだね。」
















いや、見知らぬ人にあんなに囲まれてたのにまだまだって……


…期待値が凄ぇな。















「今日の服装は良いチョイスをしたと思ったんだけど…仕方ないね。これからも俺は変わらず応援するか。」














応援?

服装のコーディネートの応援でもするのか?














「じゃあ話しを変えよう。大野さんはお元気かな?」



『え?』



「この前直接謝罪に伺わせてもらったけど、余り顔色が良そうには見えなかったからね。」















謝罪に…?














「ああ、そうだった。
君にも謝罪しないといけないね。
家の暁翔のぶっ飛んだ妄想に巻き込んでしまって申し訳なかったね。」














あ、謝罪ってあの時の事か。


でも、俺は見かけてないから平日の日中に来たのか…














『いえ、俺は大丈夫ですから。
それに櫻谷君は予想を超える事をたまにしてきますし…』



「ハハ、そうなのかい?
じゃあ大嶺君は俺達の知らない暁翔を知っているって事だね。」



『……え?知らない?』



「俺達の前では頑張るからね、暁翔は。」













頑張る……


それは気をつかっていたり、変な姿を見せないようにしているって事か…?







…でもそれなら俺も分かるな。


いや、俺なら分かる…の方があってるか。





同じ、家族以外の人の世話になっている俺達だから……














『……』



「気持ちは分かる…っていう顔だね。」



『!』



「大嶺君も暁翔と同じか。そうか……
じゃあ今日の事は大野さんには言えないかな?」



『え…?』



「俺が今日ここに来た表向きの理由は、暁翔が君を部屋に連れ込んだと報告を受けたからからかいに来た…という事になってるんだ。」














それは誰に対しての理由なんだ?


……って、あそこでまだ珈琲の機械と格闘している櫻谷だろうな。







でも、表があるなら裏もあるよな…


なんか怖いけどここまで話したって事は俺に言うつもりなんだろうな…














『…裏の理由は…なんですか?』



「俺達は君の力になれる…と言いに来たんだよ。」



『俺の力に…?』



「そう、報告は2つあったんだ。
暁翔が大嶺君を部屋に連れ込んだという報告と、ある家族を見てから君の様子がおかしくなったという報告だよ。」



『!』



「俺達はこういう仕事をしているから、申し訳ないけど勝手に調べさせてもらったよ。
あの時間あの場所で君が何を…いや、誰を見たのかを。」



『っ……』



「そして判明した。
だから君と話がしてみたくて俺は来たんだ。
大嶺君、俺達に任せてみる気はないかい?」



『…え?』



「君がこれ以上煩わされる事がないように俺達がしてあげる。
俺達ならそれが出来る。
君のような罪のない子供を苦しめたクズな人間を消す事はとても簡単だからね。
…さあ、君の返事を聞かせてくれるかな?」



『っ!!』