※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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ザワザワ

   コソコソ…


「なぁ?あいつじゃね?」

「え?マジ?」




「…嘘…じゃああの噂って本当だったの?」

「だからこの前助けたって事でしょ?」




「確かに最近はいつも一緒にいるよな?」

「な。前からあやしいとは思ってたんだよな。」














スタスタ


…ったく、どいつもこいつも好き勝手いいやがって。




あやしくねぇわ。

一緒にいるってあいつが来るんだよ。



…確かに昨日は俺から昼飯は誘ったけど、いつもじゃないっつうの。















でも今日は1人じゃん?」

「騒がれたくないんじゃね?」

「ある意味有名な2人だから無理じゃね?」

「ハハハ、言えてる!」















俺は有名になんかなりたくなかったっつうの…




…あぁもうイラつくな。


昨日の今日だっていうのに誰がこんな事言いふらして……






…って、昨日のあいつ等しかいないよな。








マジ、うざいな。

噂されるのなんて慣れてるし、コソコソ俺を見て話されるのは慣れてるけどこういう意味で注目されるのは慣れてないんだよ俺は…。








……ハァ…さっさと教室入ろ。














教室に俺が入るとザワついた。




でも、直ぐに静かになった。

あの日から他の奴等の態度も変わったし、俺に話してくる奴は1人もいないからまだ教室が楽だなんて…



フッ、笑えるよな。

前までは嫌で仕方なかったっていうのにな。










カタンッ

…でも、こういう風に教室にいれるようにしてくれたのも櫻谷が色々言ってくれたからなんだよな。


櫻谷は態度もガラッと変えたから、周りがそれにビビってるのもあるし……








考えると櫻谷のお陰っていうのは……多いんだよな。


まだ、礼という礼も返せてはいないのも…事実だ。






…事実だけど、あれは___







《俺と付き合ってるって事にしてくれないかな!?
お願いします!》








ない。


そんな事したら注目されたくないのに余計注目されるだろうし、デメリットしか俺は考えられない。





だから昨日は握手も拒否したし、“無理だ” と言ったけどあいつ……






………。






あいつはあの“櫻谷”なんだよな…


昨日もずっと不服そうだったけど、もしかしたら今日も__









ガラッ


ザワザワ






『……』



スタスタ……タッ
《おはよう智夜君。
昨日ぶりだけど早く会いたくて仕方なかったよ。ニコッ




ザワッ!













……おい。


なんで名前呼び……いや、それよりも。





ほらみろ。

その言い方だと噂は本当なんだって誤解する奴が出るじゃねぇか。






どうすんだよ、これ。













《智夜君も勿論そう思ってくれてるよね?ニコッ















なに爽やかな笑顔で言ってんだよ…





あ、こいつもしかしてわざとか…?





………。







いや、そんな事は後ででいい。


取り敢えず、その爽やかな笑顔で俺を見てくるなよな!