※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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学園での学生生活は元通り静かなまま…とはいかなかった。



…当然だよな。

3人も退学になってその原因がまだ学園内にいるんだから噂はしたくなるだろうし…








学園長は俺を呼びだした時に、2度と同じ事が起きないように注意すると俺に言ってきた。








…笑わせる。


俺に嫌がらせをしてきた奴等は退学になったのに“同じ事”なんて何言ってんだって話しだ。



もし次に俺に何かしてくる奴がいたとしても、同じ事をするバカはいないだろうからな。









そして一緒にいた担任は俺に、これからは何かあったら直ぐに自分に話して欲しいとか言ってきた。

大事になる前に先ず相談して欲しいと…







誰がするか。


そもそも俺は大事にしたかった訳じゃない。

今回はたまたま櫻谷がいたからこうなっただけだしな。







それに俺がいくら担任だからと何でも話すはずがない。

必要以上に俺に関わって欲しくないし、俺が信用して何でも話せる大人はただ1人だけだから…







だから学園側には何も期待していない。

余計な事を言うと面倒にしかならないから、“はい”と返事はしたけど全く何もな…。












前までは俺に注目なんてしてなかった人でも廊下を歩けば俺を見てはコソコソと…




陰口なんて気にしないけど、本当にウザいとは思っている。

俺は前みたいに静かにこの学園生活を送りたいだけなんだから。







だけど、クラス内だけは違った。


俺をチラッと見てきた奴はいたけど、こそこそ話す奴はいなかったし俺に絡んでくる奴は1人もいなかった。





でも、その理由は簡単に分かった。


何故なら櫻谷が席を立っただけで周りがビクッとしたからだ。






そして櫻谷の雰囲気も明らかに変わったと思う。


俺に話しかけてくる時はいつもの櫻谷なんだけど、前みたいに周りに人が群がるとかが無くなったんだ。



あと、あの無駄に連発してた笑顔も俺以外には見せなくなった。



怒ってるのか?と聞いた事もあったけど……






《大嶺君に?まさか!
ただこれからは外面を考えようと思ったんだよね。
姫様から指摘もあったしね。》






と、またお姫様の話をされた。


まあ、無理してたのを辞めただけっていうなら別にいいと思うしな。










そして櫻谷はよく俺を昼飯に誘ってくるようになった。

少し前に戻った感じだ。



ただ違うのは、それに俺も応えるようになったという事かな。





あいつ等から隠れる必要もなくなったし、中庭に1人でいると視線が気になるから櫻谷がいるといい具合に隠れられるからだ。


櫻谷は1人で喋って笑ってるし、俺も利用させてもらう位いいだろう。





…ただ、俺は別に知らなくていいお姫様情報とかが無駄に増えていってるけどな。












カタンッ


さて、日直の仕事である日記も書き終わったしこれを提出して帰ろう。








_ガサッ



…ん?

なんでバッグの中に櫻谷のノートが……






あ、そうだった。


この前受けられなかった授業のノートを借りて写させて貰ったのを今日返そうと思っていたんだった。






櫻谷はもう帰っただろうし、明日……いや、一応連絡してみるか。


もしかしたら机に入れといていいた言うかもしれないしな。








俺はこの前結構無理矢理に連絡先を交換させられた番号に電話をかけてみた。







pururu  pururu __


……でないな。






仕方ない持って帰るか……












《はい!大嶺君!?》









お、出た。











『ああ、俺。
あのさ?借りたノートなんだけど__ 』



《え!?なに!?今ちょっと……わ、わぁぁ!》



『っ!お、おいどうし__ 』



《どうしよう!?え、ええ!?
なんでそんなに蓋をガタガタさせるんだよ!?
頼む!そんなに怒らないでくれぇ!》















……は?