※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
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それからもその3人は俺が1人の時に絡んできた。
教室へ向かう為に階段を上っている時にわざとぶつかってきたり、席を離れてる内に椅子にゴミを置いていたり、教科書をわざと落とされたり…
でも、俺もそこまでバカじゃないから何も対策しない訳じゃない。
朝はギリギリの時間に教室に入るし、階段は毎回違う所を使って遠回りしたりしている。
そして教科書や弁当、バッグも全部鍵がついてるロッカーに入れるようにした。
昼なんて1番に教室を出てできるだけ見つからない遠い所に行って食べてる。
もう2度と弁当には手出しされたくないからだ。
…あの日、落ちた弁当箱は少し欠けて傷がついていた。
綾野さんには食べ終わった後に下に落としてしまったと話して謝った。
綾野さんは…
「大嶺君のお腹にご飯が入った後で良かったよ。」
と、言ってくれた。
弁当箱が壊れた事より俺が腹を減っていないかの方を気にしていたんだ…
パカッ
…だから、そんな綾野さんが作ってくれたこの弁当にもうあんな事は絶対にさせない。
武道館の近くの自販機の隣で、今日も色とりどりのおかずが入った綾野さんの弁当を食べ、できるだけ時間をつぶしてから教室へと向かった。
そしてその途中で次は移動教室なのを思いだし、走る事にした。
階段を2段とばしで駆け上がり教室に入ると、そこには誰もいなかった。
時間も時間だったから皆移動したんだろうな。
俺は急いでロッカーの鍵をポケットから取り出した。
でも鍵を開けようとした時、俺のロッカーが少し開いてるのに気付いた。
鍵をかけ忘れた…?
いや、そんな事ある訳ない。
あれだけ注意してたんだから。
それなのになんで……
スッ
俺はロッカーを開けた。
『っ!!』
そこにあったのはぐちゃぐちゃの生ゴミのような物で教科書やバッグまで汚れていた…
なんでこんな事……
『くそっ!』
バンッ!
俺は中から全部取り出しゴミ箱へと向かった。
そしてできるだけ付いてる物をティッシュで落としてから教科書をバッグの中にいれた。
くそっ……くそっ!
これ1つでいくらすると思ってるんだよ!
このバッグだって学校指定で普通のより高いのに!
バッ!
くそっ!
スッ
《あ、大嶺君ここにまだいたんだね。
移動教室なのにこないから呼びに__ 》
ダンッ!
『うるせぇよ!』
《っ!…大嶺君?》
『…お前のせいだ……お前が俺に話しかけてくるから……』
《大嶺君?どうしたの?何かあったの?》
バッ
『うるさい!もう俺にかまうな!2度と話しかけてくるな!』
《あ!大嶺君!?》
タタッ
俺はバッグを持って教室をとび出した……