※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































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部屋の準備ができてる…?


それってまさかこの家に泊まっていけって言ってるのか…?









そんな……


違う…俺はこれ以上望んでなんか___













スッ
〚大嶺君。少しあっちで話しをしようか。〛



『成瀬…さん……俺はそんなつもりじゃ__ 』



〚うん。その話しをしようか。
惺史君もいいかな?〛



カタッ
【分かった。じゃあこっちに。】



〚さあ行こうか大嶺君。〛













先に歩く大野さんの後をついて行き案内されたのはある部屋だった。



そこは暖かく、加湿器からミストも出ていた。






…白く清潔な部屋。


ベッドもキレイだし、柔らそうだ…






俺がいつも寝ている薄い布団とは全然違う…













ポンポン
〚さあ大嶺君。ここに座ってもらえるかな。〛












そう言われたベッドの脇には畳まれた洋服が重なってあった…



これ、もしかして俺の着替えだったりするのか…?












〚大嶺君?〛



『…あの……俺、本当にこんなつもりじゃなかったんです。
腹いっぱい食べさせてもらってあれだけど、家に帰ろうと思ってて……』



〚お腹が満たされた事はとても良かったと思うよ。
だけど、家には帰らせてあげられないんだ。〛



『っ!……俺、1人で帰れます……』



〚そうじゃないんだよ大嶺君。
あの家を見てしまった以上、君を1人で家に帰す事はできないという意味だよ。〛



『……俺が…子供だから…ですか?』



〚それもあるよ。〛



『俺は!』



〚……〛



『…俺は……大丈夫です。
今までだって1人で…大丈夫だったんだから…』













…そう、俺は大丈夫だ。


今日あんなに食わせてもらったんだから、数日は持つはず。






だから……


だから俺は大丈夫だ……













【今日は冷えるらしいね。】



『……え?』



【簡単な事だよ。
暖かい所で寝るか、寒い所で寝るかどっちかを決めればいいだけだから。】



『っ……俺は…平気です。今までだって何枚も着こんで__ 』



【今まではそれで良かったのかもしれない。
だけどこれからはもっと寒くなる。
寒くて風邪をひくかもしれない。そうなったら“平気”だと言える?】



『そうしないように気をつければ…』



【“絶体”はないと分かってるよね?
いくら君が我慢強くても病気には勝てない。】



『それはやってみなきゃ分からない!
確かに俺は子供で弱く見えるんだろうけど俺は俺で今まで__ 』



【そう、君は頑張りすぎなんだよ。】



『っ!!』



【俺は君を弱い子供だとは思わない。
じゃなきゃ今まで頑張ってこれる訳ないんだから。】



『……』



【ただ頑張りすぎてるのが分かるから、少し休もうと提案しているだけなんだ。】














…なんで…そこまで俺の事を……














【それと、君が帰ってしまったら真空が悲しむんだ。
今日は君と一緒に寝たいと言ってたからね。
だから、よければ叶えてあげてくれないかな?】














…大野さんはマソラの話を出したけど……それだけじゃないって俺でも分かる。


俺を心配してくれてるんだって……
















【ダメかな?】



〚私からもお願いするよ大嶺君。
じゃないと真空が泣いてしまうかも?〛














成瀬さんまで……









ギュ…

『あの…俺……』