※これは妄想腐小説ですBL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



























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やっぱり出た、櫻木 翔琉の僕との“結婚”発言。


僕は言うと思ったし、なんだかんだ慣れてるから“はいはい、また言ってるよぉ~”って感じだったんだけど…











「ほお?では将来的には外国に移住するのかい?」



《はい、そう考えていますお義父様。
候補としてはNYを先に考えていたんですが、オーストラリアやカナダ…今ではニュージーランド辺りも良さそうだと思っています。
ですが、情勢は日々変わりますから、しっかりと見極めていい判断をするつもりです。》











玄関からリビングに移動したものの、早速話しはじめちゃった父ちゃんと櫻木 翔琉……



父ちゃん気になった事は直ぐ聞いちゃうタイプだからなぁ~













「…だが、櫻木君?君の家の事はどうする君だい?」



《お義父様、私はよく“次期家元”などと世間に言われたりしますが、あれは間違いなんです。
私には2人の姉がいるんですが、次の家元の候補は私のその姉になっています。》



「おや?そうなのかい?」



《はい。私は櫻木流の広報を担当している母に“宣伝用”として使われているだけです。》



「そうっだったのかい。でも櫻木君程のイケメンならどこに出しても恥ずかしくないから、君のお母様がそう考えるのも納得だね。
あ、家の智早もどこに出しても恥ずかしくない可愛い息子だけどね?」



《はい。それは勿論仰る通りかと。
…しかしお義父様、逆に私はあの可愛い息子さんを外に出すのは心配でしかありませんが。》



「あー。それは小さい頃からの悩みの種だったよ。」



《…何か危ない事があったんですか?》



「…聞きたいのかい?
櫻木君が聞いたら君の不安がもっと増す事になると思うけどいいのかい?」



《っ!いえそれは今後の対策の為にも是非聞かせて頂きたいです!》



「え?そうかい?じゃあ___ 」












…櫻木 翔琉はそんな風に考えてたんだ……


だからあんなに自信満々の顔で“結婚しろ”って言えたんだね。








…でも、どうしてそれを僕に言わないのかなぁ?


というか、さっきの最初の挨拶からなんか……君、勝手に決めすぎじゃない?











《えっ!?連れ去られそうになった事がそんなにあるんですか!?》



「そうなんだよ。
だから防犯ブザーを3個、中学まで持たせていたんだ。」



《それは懸命な判断かと。》













…でも、なんか聞きたいけど父ちゃんとの話しに入れそうもないし。


ってか、近くなぁい?





ま、父ちゃんだから別にいいけどさぁ~。












…はぁ~。



でもなぁ~






クンクンッ

キッチンの土鍋から松茸のいい匂いもしてるし、櫻木 翔琉達が来るからか母ちゃんが追加してくれたっぽいおかずはこのテーブルにいっぱい並んでる…









グゥ~


僕、お腹すいたよぉ~?










…母ちゃん?

あれ?母ちゃんどこぉ?





さっきまでたっちゃんからお土産を受け取って……あれ?

たっちゃんもいない?









ガチャ

「上田君力持ちねぇ~♪助かるわぁ~ありがとう♪」









あ、母ちゃん!









ガサッ
「いえ!この位なんともないです!他にもあったら言って下さい!」










…と、たっちゃん?




え?

たっちゃんがその手に持ってるのってまさか……















「まぁ頼もしいわぁ~♪」



「場所はここに置いてもいいんですか?」



「そうね?じゃあそこに置いてくれる?」



「了解です!」



「はぁ~♪それにしても久しぶりにちゃんと見たわぁ~。」



「綺麗に取ってある物なんですね…驚きました。」



「うふふ♪
上田君、どう思うかしらぁ~?
デザイン的にはまだいけると思うのよね~。」



「はい!保存もよくて綺麗だと自分も思います!」



「でしょ~?
智早は腰が細いし、少し手直ししたらいけると思うのよねぇ~。」



「そうですね!」



「あらぁ~?上田君も智早の腰の細さを確かめた事があるのかしらぁ~?」



「えっ!?自分はないです/////!」



「まぁ~♪恥ずかしがらなくてもいいのよぉ~♡」



「いえっ!本当に無いですから////!」












…そっちはそっちで……仲が良くなったみたいで何よりだけど……


その床に広げてるのってやっぱり……









「さぁ上田君♪
このウェディングドレスを着ている智早を想像してもいいのよぉ~?」



「なっ!そんな事をしたら兄貴に絞められますから!」



「まぁ♡」



『…母ちゃん……』



「あ、智早お待たせ~♪
さ、早くこのドレスを試着してみせてぇ~♪」











母ちゃん……


そのウェディングドレスをとっておいたのは母ちゃんらしくて凄いなぁ~って思うけど……着て見せてって……











「お、大羽さん!自分は後ろ向いてますので////!」











たっちゃん……



母ちゃんはからかってるだけだからね?











というか、僕、お腹すいたんだけどぉ~?


ペコペコなんだけどぉ~?












『母ちゃん、あのさぁ__ 』



「上田君?翔琉君には内緒にしておくから、智早の生着替え見てて大丈夫よぉ~♪」



「勘弁して下さい////!」









聞いてくれないし……










グゥ~
『ぅぅ……』











…僕、本当にお腹ペコペコなんだってばぁ……