※これは妄想腐小説ですBL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~
【話は勝手に聞かせて貰った マソラ 君はどうしたい?】
漸く現れてくれたアフマル様が言った言葉…
僕はミー君にあいたいってお願いしたよ
怖くなかった
だってアズ様もいたから
それにアフマル様のおめめは怒っていなかったもん!
でもおめめにお水はたまってたけど…
僕のお願いにアフマル様は困った顔をしたの
やっぱり無理なの?って聞いたら
“違うから少し待っててくれ”って言ってアズ様の背中に小さくなって隠れちゃったの
僕がどうしたの?ってアズ様に聞いたら
“待っててあげて?”って、笑いながら言うの
だから僕は大人しく待ってたよ!
それから少ししてアフマル様がまた僕の前でお話しを始めたの
これからの説明だって言って…
【マソラの気持ちは分かった では私からマソラに“時間”をあげよう 】
…時間?
【そうだ 人間達が言っている1年は分かるか?】
1年……アスファル様に教えて貰ったの!
確か…366日?
【惜しいな…それは特別な1年の事だ 普通は365日で1年になる 】
あっ!そっちかぁ~!
【その1年を地上で過ごす事を許可しよう】
地上?
ミー君がいるところ?
【…そうだミー君とかいう人間が暮らしている処だ 】
行けるの!?本当にいいの!?
【あぁ だが問題もある 】
………?
難しい…の?
【それはマソラ次第だ マソラの気持ちが試される事になる 】
僕の気持ち?
【…マソラが此処に来てから長い時間が経った
人間の世界では10年になる
マソラが生きていた時とは変化しているという事だ
マソラの言う人間もその分 成長をしているという訳だ この意味が分かるか?】
ミー君がミー君じゃなくなってるという事?
【人間の成長は習ったか?】
…それもアスファル様が教えてくれたの
人間は歳を取れば見た目が変わって行くって
【そうだ マソラが逢いたいと願う人間も成長している
マソラが知っているミー君という子供はいないんだ
それでも 逢いに行くか?】
…ミー君は生きてるよね?
【あぁ 生きてる】
ならあいたい!
【………】
ミー君の見た目が変わっても、ミー君はミー君なの!
僕はミー君にあいたいの!
【…だがマソラが地上に降りてもその人間に逢えるとは限らない 】
…えっ?
【マソラが沢山いる人間の中から逢いたい者を見つけださなくてはいけない
それが地上での時間をあげる条件だ
捜すのは大変だろう 1年の内に目的の人間は見つからないかもしれない
辞めるのは今のうちだぞ?】
僕がミー君を捜すの?
【そうだ マソラが見つけられなければそこで終わりだ 】
…そんなぁ……
バシッ!
【痛っ!何を!………ぁっ…】
【アフマル💢怖がらせてどうするの?】
【………いや…そんなつもりは…ただ辞めるのは今しかないと言いたいだけで
寧ろ辞めた方が良いんじゃないかと…】
【もういい!あれ程言ったのに!
アフマルに任せたら誘導しそうだから僕から説明する!】
【でも!マソラが大変な思いするんだよ?
そんな事になるならやっぱりここでっ……】
【💢なに?】
【………いや…なんでもないです】
【はぁ……マソラ?マソラミー君を憶えてるよね?】
アズ様ぁ~
僕…覚えてる…
でもミー君じゃなくなったって…
【人間は成長するからね?子供だったミー君も今では大人になってるね
でもそんなに変わらない所もあるはずだよ?】
…変わらないところ?
【目とかね マソラはミー君が好きだからいっぱい憶えてるでしょ?】
…うん
ウル様のくれた夢でも視るよ
【なら大丈夫だよ マソラが大好きなミー君を間違える筈ないから】
…本当に?
【マソラがミー君を好きなのは嘘なの?】
嘘じゃないよ!
【そう その気持ちが大事なんだよ
あとはマソラの頑張り次第だね
僕達は残念な事に マソラのお手伝いが出来ないんだ
だから 見守る事しか出来ない
マソラが困っていても助ける事が出来ない
それでも 地上に行きたい?
ミー君を捜しだして逢いたいって思う?】
少し怖いの…
でも、僕頑張るの…
頑張ってミー君を見つけるの
そしたら…
そしたら…また僕を抱っこしてくれるかな?
僕の名前呼んでくれるかな?
【……マソラ それは無理かもしれない 】
……ふぇっ?
【………名前は無理かもしれない ごめんね 】
…あ…そっかぁ…僕もういないんだもんね
【ごめんね…】
っ!
アズ様、ごめんね違うの!
僕、ちゃんと分かってるの!
あの時 死 んだから今ここにいるの分かってるの!
だから…アズ様悲しいお顔しないで?
【……マソラ 地上では姿が変わると思う
それでも平気?】
変わるの?
猫のままじゃダメなの?
【……猫がいい?】
うん!
猫じゃないとミー君を見つけても抱っこしてもらえないから、猫がいい!
名前は無理でもミー君に抱っこしてほしいの!
ンフフ
だから僕、頑張るの!
【マソラ……地上に行ったら寂しい思いをするかも
辛い思いもするかも…それでも1人で行ける?】
行くの!
ミー君に逢いに行くの!
…それに僕にはアズ様のおまじないがあるの♪
【…僕のおまじない?】
アズ様の“大好き”があるから頑張れるの!
“大丈夫”も安心するの!
だから怖くなったり悲しくなったらアズ様を思い出すから平気なの♪
【………マソラ… 】
ンフフ♪
アズ様のぎゅーっも大好きなの♪
これもおまじないになるかな?
【ふっ……ぅ……グスッ…】
ん?
【ごめん……グスッ……ホント…マジ無理…】
……アズ様?
またアフマル様がどっか行っちゃたよ?
お顔に泪さんもいたよ?大丈夫なの?
【んふふ きっとマソラを地上に送る準備をしに行っただけだよ
そのうち戻ってくるから大丈夫
今は放っといて僕と一緒にいて?
暫くはこうやってマソラを抱っこ出来なくなるんだから 】
ンフフ♪
いいよ~♪僕もアズ様の抱っこ大好きぃ♪
【マソラ大好き
マソラは絶対ミー君に逢える
だから大丈夫 マソラに僕からの祝福を チュッ 】
ニャハァ~♪
【ふふっ やっぱり可愛いなぁ♪ 】
ねぇミー君…
僕、ミー君にあえるよ!
分かってるもん!
だって神様は嘘をつかないからね♪