荒木さん

私は素人です。だから、少しでもたくさんの人から読んでもらう本にしようと思って藁をもすがる気持ちで荒木さんとミクシィで知り合いました。私は最初私の日記を本にするのをお手伝いしていただける人を紹介してほしいとお願いしましたよね?そうしたら、荒木さんが家にお見えになって、私と会って、荒木さん自身が私の本を出版するお手伝いをしてくださることになりました。荒木さんはそのとき、編集してくれる人が忙しくって駄目だっておっしゃってました。私は作家でもある荒木さんを信頼してライター料をお支払いすることにして、最初に40万、本ができた時点で40万円お支払いすることになりました。

80万円が高いか安いか、荒木さんが信頼できる人かできない人かなんて、私にはわかりませんでしたし、私は荒木さんを信用してました。たぁちゃんも荒木さんのことを信用してました。でも毎週家にお見えになってて、その後2ヶ月ぐらいで書き上げるとおっしゃったのに、去年は何の音沙汰もなく今年になっても、原稿はできませんでした。

そのときも騙されたのかと思って電話しましたよね。

荒木さんは最初、私と母との葛藤を本にしようと思ってたとおっしゃってましたけど、じゃぁ、その原稿を見せてください。きっとお書きになってませんよね。

そしてやっと3月になって「お父様へ」という原稿ができました。私ははっきり言って、あの原稿を読んで吐き気がしました。あれが本になるわけないと思いました。

そして、今度は私が自分で編集したものを荒木さんはそのまま原稿になさってますけど、これじゃ、荒木さんにお願いした意味はまったくないですよね。まったく荒木さんの手は加わってません。

今日のメールに「食事をしながら、出版社と話をした」と書いてありましたが、具体的にそれはどこの出版社のどなたなのか明確にお教えいただけませんか?

食事をしながらでは、荒木さんから、私の原稿を本にするという熱意は感じられません。

私は詐欺にあったんですか?

原稿ができてるのに、出版社が探せないというのは、いったいどういうことなのでしょうか?こんなに大変なのなら、私が最初に40万円お支払いしたときに、おっしゃっていただけたらよかったのに、私たちにはひとこともおっしゃいませんでしたよね。すぐにでも本は出版できるみたいなことをおっしゃってました。

私は荒木さんもご存知のとおり、自分では何もできません。ですから、40万円お支払いして、作家である荒木さんなら信用できると思ってお願いしたんです。1ヵ月に2・3社の出版社にあたるとお書きになってましたが、いつ、どこの出版社のどなたとお会いになるのか、お教えください。

もしかして、それも嘘ですか?

もう一度お願いしますが、月曜日にお会いになった出版社の方のお名前と電話番号をお教えください。私の方からお電話します。

とメールしたら、荒木から返信があった。

優子様へ

まず、これはすべて仕事です。
お願いですから、仕事のことで、そんなにけんか腰にならないように・・・・
「そう思った」とか「思わないと」とか気持ちの問題や、ニュアンス的なことや、言った言わないの水掛け論になることは時間の無駄ですからやめましょう。
ただ、覚書の中には「(本が出たらということではなく)原稿が書き終わったら、80万円支払う」ということは明記されています。
だから、私はあと40万円払っていただきます。
それから、優子さんの原稿は出版させます。
次に、形になるまで、相手の編集者がどういう名前でどこの出版社の人かということは一切言いません。特に優子さんのように、すぐに感情的な激しい言葉をぶつける人には、仕事上の人は一人として紹介できません。
繰り返しますが、これはすべて仕事なのですから、感情的にならずに、けんか腰にならずに、もう少し冷静に・・・
最後に、ちょっと驚いたのですが、「食事をしながら・・・」ということは、売り込みのような仕事をする人にとっては、時間も取られるし、費用もかかるし、気も使うし、一番熱意のある行動なんですよ。だから重大な話があるときは「今度一緒に飯でも食おうよ」って言うんですよね。そんな初歩的なこともお分かりになっていないんですね。
本当にびっくりしました。
実質的な動きが出たら、メールします。
お支払いの件お願いします。(今すぐでなくてもいいですが)
追伸、感情的な質問や訴えなどにはメールは返しませんから、そのつもりで・・・