中城城の隣にある廃墟のホテル
私が仕事の中でよく通る道の丘の上に聳え立っている建造物がある。
うらぶれ果てたた建物ではあるが、もう長い間何度も何度も見ているので存在しているのが当然という感じで、いつか取り壊されるのだろうかと思いながらも、それすら忘れていたようにも思います。
ところが、今朝の新聞を見て、「ああやっぱり、とうとうその日がやってきたのか」と思いました。
今朝の新聞。
沖縄県にある世界遺産の中城城跡の隣で、1972年5月の日本復帰から数カ月だけ営業したという幻の「中城高原ホテル」。
県営中城公園として整備するため、解体工事が始まった。ホテルを建てたのは、沖縄を代表する資産家だった故高良一氏(享年86)。
いったん完成しても取り壊しを指示するような「大工泣かせ」だったという。長女の渡口初美さん(84)と次女の奥村加代子さん(74)は「父のこだわりを思うと寂しいけれど、“幽霊ホテル”と言われるよりは地域のために生まれ変わってほしい」と話している。
(中部報道部・平島夏実)
中城高原ホテル(なかぐすくこうげんホテル)は沖縄県中頭郡中城村の中城城跡公園内に開業予定だったホテル。諸般の事情により、ホテル業務を数ヶ月で中断。
心霊スポットとして、または廃墟ブームの中でひところ、注目された場所でもあります。
【廃墟】沖縄「中城高原ホテル」
https://www.youtube.com/watch?v=p3b21LlRvLs
あの黒船のペリー提督が訪れた中城城(なかぐすくじょう)の敷地に接した場所に中城高原ホテルは建っています。
中城城は現在、現状より規模を拡大する計画で、復元工事を少しずつ進めているようです。
中城城については過去に何度も訪れていて、今後もまた訪れることでありましょう。
次回の記事には中城城を今までの記事とは違う別の視点で紹介したいと思います。
廃墟のホテル、幽霊スポットといわれてきた建造物、いずれ解体されるであろうと誰しも思ったでしょうし、いざ今まで存在していたものがなくなると知ると、やはり一抹の寂しさを感ぜずにはいられない。