スリーピーラグーン(Sleepy lagoon)という曲
スリーピーラグーンという曲はイギリス国民であれば誰でも知っている曲である。
昔、イギリスに居た頃に、それを実感しました。
今となってはアップロードできない私のもうひとつのブログに載せた記事を紹介します。
My Another Blog::スリーピーラグーンという曲
スリーピーラグーンという曲を知っているだろうか。
厳密に言うと曲というよりは、歌というべきなのかもしれない。
もう30年近くも前のことになるが、私が初めてイギリスに行った時に、ロンドンの、とあるアンティックショップの主人が何気なく鼻歌まじりに歌った歌がこのスリーピーラグーンであった。聴いたのはわずかの間であったと思うが、なぜかとても感激した。
私は彼に「 Sleepy Lagoon,isn't it ? 」と言ったら、驚いた様子で
どうして知ってるのかという。私が高校生の頃聞いた曲でとても好きな曲です。と下手な英語で答えたのを思い出す。
彼も感激した様子で私に握手を求めてきた。
いきさつはともかく、彼は私が日本人であることを知っていたので日本人がこの曲を知っていることにとても心を動かされたようである。
この時、私は何かにつけて知っていることはいいことだという、いわれのない心地よさを感じたように覚えている。
ただ、付け加えるならば、私はこの曲がイギリスで作られた曲であるということはこの時、正直のところ知らなかった。
ましてや、イギリス人のエリック・コーツが1930年に作曲し、10年後にジャック・ローレンスが詞をつけてイギリスで広く歌われるようになったなどとは知る由もない。とにかく、スリーピーラグーンはイギリスのご年配の方ならどなたでも知っている曲なのである。
私はこの曲を高校生の時に吹奏楽部所属の先輩の持っていたレコードを聴いて知った。
アメリカの古き良き時代の名トランペッター、ハリージェームスのLP盤であった。
ハリージェームスについては近々、ブログで述べたいと思う。このLPで「Sleepy Lagoon」を聴いた時、あのけたたましい音を出すイメージのトランペットがこんなにもやさしい美しい音色を奏でるものかと感嘆したものである。
このブログを読んで、もしかしてこのスリーピーラグーンを聴いてみたいと思った方は、近いうち、何らかの方法でこの曲をお聴きいただきたい。この曲を知っていると、将来、何かの役に立つのかもしれない。
少なくとも、いつかイギリスに行った時に、どこかのアンティックショップに入って、お気に入りの品が目に止まった時、安く手に入れることができるのかもしれない。
ただし、その時は、スリーピーラグーンの曲を何気なく口ずさむことを
忘れないように。
ハリージェームス(Harry James)演奏 スマホで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=tXY9Oem2zWI
ハリージェームス楽団のテーマ曲「チリビリビン」
トランペットの演奏があまりにもかっこいい。
https://www.youtube.com/watch?v=h-gfFR4t9dI