前回の続き 御成橋、県庁前
福州園を右手にまっすぐゆくと左右に走る国道58号に出くわす。
右手に銀行。ATMを使うなら車を止めることができる。
車を止めて写真を撮りました。モノレール(ゆいレール)の駅が目の前。駅名は県庁前駅。
候補名としては御成(おなり)橋駅もあったそうです。県庁は駅から歩いて5分もかかるのに、御成橋は駅のすぐ目の前。ちなみに次の駅名が美栄橋駅という橋名になっている。
なにせ駅のすぐ下に川が流れそこに架かる橋が御成橋なのです。駅のまん前といってもいいでしょう。
かつて川の名はガーブ川と呼ばれていましたが、
今はこの地区名から久茂地川となっている。
御成橋は前回の記事で既述のとおり、昭和天皇が戦前、皇太子時代に来県し(大正10(1921)年)、建設されたばかりの橋を通られました。
その橋を皇太子殿下の御成りになった橋として『御成橋』と名付けられ、皇太子の御行幸の沖縄県民の想い出を残す大切な名所となっています。
そこをさらに進むと目の前が沖縄県庁です。左右に道路が走ってますが、左に曲がるとそこが国際通りの出入口です。
右折して直進すると国道58号に出てそこを更にずっとずっと突き進むと
波上神宮に行き当たる。
そこに昭和天皇の御製の碑が設置されています。
そこに刻まれている和歌。
思はざる 病となりぬ 沖縄を
たずねて果たさむ つとめありしを
以上です。
追記 2016-02-25 13:20
興味あれば
那覇市歴史博物館の提供で1950年代の御成橋周辺の風景が見られます。
拡大してご覧ください。
http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/archives/item3/20242