ランドスケーパー脳内③〜帰国後から現在〜 | 手記

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戯去戯来自有真

何度も続きの記事(帰国後編)を書こうとしたが、上手く書けなかった。

頭の中ではある程度整理されてるので、言葉で説明はできるが、文字には起こすと何か違ってきてしまうのである。



なので、4年間の思考の断片。
思いついた事を書いてみようと思う。



僕が大好きなロバート•ハリスさんはラジオのDJでこんな事を話していた。
『英語を話している時の自分は、オープンでユーモアがある。日本語を話している時の自分は、真面目で誠実だ。』
(記憶違いがあればごめんなさい)

これには120%同意する。
僕はどちらかと言えば、カナダに住んでいた頃の自分や、英語を話している時の自分のキャラクターの方が好きだ。、、




日本に帰ってから色々な人と出会った。
シルバー職人
漁師
農家
彫師
山守
造園家
木工職人
サーファー
スケーター
旅人
アイアン職人
年下、年上、好きな人、付き合い深い人、あっさりの人、


みんな色々とくれた。
モノだったり、チャンスだったり、思考だったり、、、
有形無形、ほんとに色々。



沢山の本を読んで、庭について考えた。
それはデザインだったり、カナダと日本の違いだったりしたけれど、多くの場合、
"宗教、歴史、文化、社会"等の深い方へと向かって行った。


庭づくりを本気で考えると、
自分はこの先、文化や社会と喧嘩をする事になるのか?そんな風に思えたりもした。


正しさ(自分の)を押し通したりもした。

物凄く感動した事もあったし、
引くほど冷めてたりもした。

腹を立てたこともあったし、
落胆したりもした。

孤独を感じたし、
仲間が居る喜びがあった。


それらの全ては血肉となり、おかげさまで今ここに立っている。

そして、つくる仕事を選んで本当に良かったと改めて感じるようになった。




2023年の暮れに、一軒家に引っ越した。
近くに畑を借りて、2024年の4月に独立した。

忙しい合間をみて、庭いじりと、畑の整備をしている。
実に幸せな時間だ。


自分の仕事はポツポツとしかまだないが、
これまた色々な方々の計らいにより、うまい具合になってきている。
残りは仲間が仕事を振ってくれる。
一つ一つ形になっていて、作り手としての素敵な将来はそんなに遠く無さそうな気がする。



多分、今、僕が感じてるものは、ゆくゆく"初心"とばれてくるかもしれない。

どんな立場になろうとも、
これは忘れてはいけない。

もしも、僕がこれを忘れているようなら、
殴ってくれ。

誰でもいい。
グーで顔面を強く!





4年で考えた事の16/100くらいは書けたかも。
残りの84は断片から読み取ってもらう事として、
おしまいとする。