こういう統計多いですね、今回は国連の統計とか。こういうのが行ったこともない国に対する固定概念や偏見を助長するのでしょうか。
2017年版の世界幸福度報告書(2017 World Happiness Report)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000008-jij_afp-int
だいたいこういうのは白人先進国の価値観とか偏った部分があるし、往々にして同意できない部分が多いものですが。
本来、幸福度とか暮しやすさって文明的な部分だけではなく、歴史や文化の背景が大きく左右する主観的なもののはずですから、なんぼ街がきれいでも旨いコメが食えないのなら無意味に等しいし、いくら家が大きくてもシャワーしかないならNG。国道沿いにある店がマクドとかのジャンクフード屋しかないような国が幸福度高いと言われても「それ、あんたらの生活文化だけの身内話でしょ?」ですし。
こういう統計は北欧やスイスが上位常連。英語圏だとカナダかニュージーランドも上位に顔を出しますね。一方、アメリカはいつも低いし、日本も高くはない。
確かに、文明的な面だけで北欧は幸福度の常連でしょうけど、そういう国ほど自殺率が高い、という先入観をもっていました。
NZも同様です。特に若者層での自殺率が高いんだという先入観です。
ということで引っ張り出してきた地図。色分けでわかりやすい。
これを見たら、自殺大国のようなイメージがあったスウェーデンやNZはむしろ低い部類のようです。
ウィキペディアの『
の 順リスト』に掲載されてる表も見てもそれは明らかです。意外や意外、上位は先進国と言うより後進国や途上国が並んでいたのです。
幸福な国として一時注目されたブータンもNZより自殺率が高い驚き。イメ―ジだけで語れませんねぇ。
NZや、スウェーデンなど北欧諸国は平和で生活水準も高く満たされているが、その分スポイルされて生きがいや目標がなくて疲弊する若者が多く自殺率も高い…というイメージ。それは偏見まじりの固定概念だったのかもしれません。
経済的先進国では韓国ぶっちぎり上位ですね。オークランドには韓国からの移住者も多く、彼らから聞いた話でも、受験や社会の窮屈さなど日本以上の息苦しさ胃のようで、なんとなくわかる気がする。
一方、別の統計で、日本の都道府県別の自殺率は「内閣府自殺対策統計」によると、
1. 岩手県
2. 新潟県
3. 秋田県
4. 島根県
5. 群馬県
とあります。『都会の人間がストレスや人間関係に疲れて…』も先入観だったのですね。
都会より地方の方が実は人間関係も煩わしかったり、広い土地で豊かに暮らしてるはずが、それも幻想で案外そうでもないのかも、ということかもしれません。
東京は比率でいうと全国平均より低い。大阪はさらに低いのです。
この数字からも、イメージとは違う日本の実相とか、見えてくるものがありそうですね。
統計数字で見る限り世界的には決して高いとはいえなかった日本の自殺率ですが、若い世代の死因では自殺が一番高いようです。
10年20年生きただけで生きる気力を失ってしまうのはやっぱり小中高あたりの学校環境や人間関係、受験制度などに遠因があるのでしょうか?それとも家庭内環境?平和ボケで柔なだけ?
どっちにしても、そんなことで有名な国になりたくはないものです。
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