数日前に取り上げた記事。移住したい国のアンケートランキングで、NZが2位で日本は20位。日本はバーレーンやオマーン、ロシアやベトナムより人気はないらしい。ホンマかな。そんなもんか？
そのアンケートがそれなりに世界の人々の気持ちや考えを反映してるなら日本は過少評価さえてるか誤解されてるのかも。
その点、NZは本当にイメージがいいんですね、諸外国の人々にとっても。
そんな人気のNZ、当り前のことですが、すべての日本人にとって理想の移住地ではないでしょう。日本語の国が地球上に日本しかない上に、日本では一般レベルで英語で何かを学ぶということがないので、英語の国（もちろん他言語も）、或いは普通に使いこなす人が多い国とはかなり事情が異なる。どこへ行ってもどんな場合でも言葉の問題がつきまとう。
その点、英語圏の人にとって地球は狭いかもしれない。裏側まで行っても同じ言葉でフツーに親戚がいたりするから。
英語圏の人々が日本に住むのと、日本人が英語圏に住むのではどっちがハードル高いかな。日本人かな。いや、個人差の問題かな。
イメージや情報量の多い国や場所ほど住んでみると案外違う一面や現実に出くわすものです。先入観や固定概念が崩されてからが本当の時間を過ごせるものです。
見合い結婚が意外に幸福で長続きし、熱烈な恋愛結婚がすぐに不幸を運ぶことだってあるわけですからね。
自分の知識への過信や思い込み、勘違いや誤った妄想が固まる前に行くに越したことはないでしょう。
国や場所も人間関係と同じ。最後は相性や好み。理屈じゃない部分を軽く見ないで自分の感性は信じた方がいいでしょう。
ぱっと浮かんだだけの思い付きも含め「NZ向き」条件をピックアップしてみました。
1． 原発には絶対反対だ、なくても暮せる、環境を一番大切にしたい
2． お金より時間、残業より家族、上司や部下より友人、集合住宅より庭付き一軒家だ
3． 生まれた土地に執着はないし、一度の人生できれば色んな場所に住んでみたいと思う
4． ただの知り合いを友達と呼びたくないし「友達少ないです」と公言できる人に好感を抱く
5． 集団内の人間関係でしんどい思いするぐらいなら一人がいい、孤独は嫌いではない
6． 勉強より教養、知識より実践、思考より行動、思い立ったらすぐにでも始めたいタイプ
7． テレビもゲームもない場所に行っても自分は別に困らないと思う、でもネットだけは…
8． 臆病を自覚してるので石橋を叩いても渡らないが、ひとたび渡ると決心したら躊躇なし
9． 日本語が母国語の自分は英語環境では不利だから、より慎重に人付き合いするつもり
10．「いい人」と言われたり好かれようとするより、自分の話を聞いてもらいたいと思う
全部当て嵌まったらあなたは住む場所を間違ってます。今すぐNZへの3か月往復チケット買って、とにかく成田か関空へ向いましょう
現地到着後に何とでもなる人です。未知の土地で道を拓いていける方です。
6つから9つも可能性大。人生一度限りですから、自分が望むのであれば日本以外で可能性を追求できそう。挑戦した時点で成功と思えるでしょう。結果がどうであれきっと貴重な経験としてその後の糧になるはず。
１つから3つ程度の人はビミョー。というか向いてない。タフで刺激的、逆に言えば明日の安定など誰も保証してくれないような環境ではキツいと思います。
不思議なことに、海外や英会話なんかに憧れを抱きがちなのもこの層です。日本の横並びがむしろ楽で染み付いてるから「海外＝憧れ」「英語できる＝かっこいい」みたいな意識に支配されがちだと想像します。狼より羊の群れ中で守られて生きたい人は日本のような「世間」より、「個」を要求される海外ではしんどいよ。
外国への憧れやイメージが崩れない程度に、時々団体で観光旅行する程度がいいでしょう。
合致項目ゼロの人は死んでも日本から離れず、この先も頑張ってこの国を支えてください
「生き残る種とは最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
変化に最も適応したものである」
チャールズ・ダーウィン
「友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて自分を貫けば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる」
岡本太郎
「山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、"選ぶ"よりいかに"捨てる"かの方が重要なことだと思います」
羽生善治
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