ニュージーランド移住のメリットとデメリット ~ 住宅、家賃(オークランド) | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

バブルはいつか必ずはじける

何の根拠もないし僕はまったくのシロートだが、この10年余り異常レベルで上昇を続けたオークランドの不動産事情に、今年後半か来年中に変化が現れるのではないかはてなマークという気がしている。

本当に根拠はない。ただの直観。でも、上がったモノはいつか下がる。いつまでも景気がいいいなんてことはあり得ないからね。

警戒してる時に限って不幸は来ない。だいたい慣れた頃に失敗する。運転が上手になったと思い始めた頃が一番危険だ。浮かれ始めたり痛い目を忘れると災害や不幸はやってくるのである。

油断が招く事態。オークランドの不動産はそんなピーク状況に差し掛かってるような気がするのだ。

僕ら日本人は痛い目に遭った人も多いから「バブルはいつかはじける」と思ってるが、オークランドの住人のほぼ全員は不動産価格の暴落なんていうのを経験したことがない。

「ずーーっと上がりっぱなしだから、この先も上り続けるかも!」と思ってることでしょう。

日本の場合、バブルが始まったのもはじけたのもほぼ国内要因だったと思うが、NZ、特にオークランドの場合は中国やオーストラリア、アメリカ等の経済や政治情勢が影響するだろうという気がする。

NZは小国だから移民の増減による経済的影響が大きいし、工業国ではないから酪農や農産物価格などの世界需要や先進国経済に左右される。

この先暫くは先進各国がドツボのような不況や未曾有の悪夢に襲われるのではないかという気がしてならないわけで。

「いつも最悪を想定したうえで、楽観的に行動したい」を座右の銘にしてる僕としては、そんな事態が到来し手が届く範囲になればオークランドで一軒家を買おうと思う。その準備だけはしておきたい。

でも、今のNZには世界中から移民希望が殺到してるので、「オークランドの不動産が下がったら買うでーメラメラ」と虎視眈眈狙ってる人が世界中にいるに違いない。

価格は需給次第だから、そうなるとさすがに暴落は想像しづらい。

とはいえ、フツーの人では一軒家なんて買えない水準にまで高騰してるオークランドの現状、政治だって傍観できないだろう。法的な規制や締め付けも予想される。

日本人の僕らが思う以上に「庭付き一軒家」が人生の大目標のKiwi達だ。既に持ってる人はいいけど、まだ家を持たない特に若い世代のオークランド住人にとって今の状況は悪夢に等しい。

買い手が減る一方で、たくさんの不動産を抱えるだけで損してしまうような状況にならないと売り手が増えないのだから、そうそう簡単には値は下がらないとは思うけど…。


一軒家の賃貸事情 at Auckland

日本人移住者にっとって、一部の富裕層以外は賃貸からスタートが大半。

家賃も高くなったオークランドだが、都会なのにこんな環境で暮せることをちゃんと家賃や生活設計にに織り込んでおく必要がある。窓を開けたら隣の家に手が届くような狭小建売や、誰が住んでるかさえわからない集合住宅に住むのではないのだから。

こんな環境の街に住むのだから、「芸能人の有名税」的に言えば、「オークランドに住んだら環境税と景色税」を払ってるぐらいのつもりである程度の負担は受け入れるべきだと思う。もちろんそんな税金はないが。

今、このクラスの家で週$600ぐらい。日本でいう3LDK水準。

下の家は2階がオーナー一家の住居。日本でいう二世帯の作り。玄関が別の1階部分3LDK。これで週$600弱。1か月ではなく1週間の家賃だよ。

現地の価格を、すぐに日本円だといくらと尋ねたり、なんでも円換算するのは観光客のやること。留学生や移住者はその習慣をやめよう。現地通貨感覚で考えることで生活感という実感になっていく。日本の読者のために言うと月20万円程度。

高いか安いかは現地での平均収入や生活経費との比較で考えるべきで僕自身は決して高いと思わない。

収入がなければ高く感じるだろうが、現地の平均的な収入の世帯なら裁量を発揮できる水準だ。
税金や社会保障、生活様式などを考えても日本より他の出費が少なく、家賃比率は日本より高くても暮せるからだ。

それに、20年前の時給は今の半分以下、いや、3分の1近かったが、家賃がそれ以上に上がって当時の3倍以上してるとは言い難いので、決して賃貸価格が突出して上昇してるわけではない。


現地の最低時給から考える限り、まあ妥当な家賃である。


続々と宅地化される郊外の酪農地帯

最近の宅地開発には若干の懸念あり。生活排水の垂れ流しや、下水処理の未熟さなのかオークランド周辺海域の水質がかなり悪化してるという話を聞く。

下の写真、20年前まで見える範囲の手前半分程度は森林だった。全部切られて開発された。でも、各戸の区画が日本の何倍もあるような広さで広々と緑が多く見た目はそんなに悪くないけどね。

こちらはつい数年前まで牧場だったエリア。トーベイの北、ロングベイの牧草地帯だった場所。
さすがに少々ショックを受けた。ここまで開発されて住宅になってるのかと。

まあ、センチメンタルなことを言っても仕方がない。日本に比べればまだまだ空は広いし。電信柱と電線が邪魔してないし。


笑いが止まらない!?不動産屋さん。もっと安ぅしてえな…あせる



↓わたしらの牧場にまで住宅地を広げないでめー(T_T)ぽちっ
↓携帯でご覧の方は下の文字をクリック!
ニュージーランド情報ランキング