<<ブログ 242>>
風土:地域によって異なる特色を持った環境としての自然。
単に気候のみでなく、地形、水、土壌、植生などや
更に歴史的建造物等多くの要素を含む。
~ブリタニカ国際大百科事典
1.その土地の気候・地味・地勢などのありさま。
2.人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境。
~デジタル大辞泉
今回もさいたま市浦和にお住いの私とちょっとだけ
歳の離れた友達、画家の田中拓馬さんか素敵な
挿絵を画いてくれています。
拓馬さん、ありがとうございます。
田中拓馬さんのオフィシャルサイトを訪問して
いただければ、と思います。
挿絵は田中拓馬画伯 画
(画伯の遊び心。「ふうど」と「Food」。シャレ挿絵です)
「風土」って何?
組織風土を形成しているのは
組織のリーダー
上位者・先輩者の日常言動そのもの
~私の変わらない想い~
● 「組織風土」
私の勝ってな解釈(=私の想い)ですと、自然界に対してでは
なく社会で使われている「風土」とは「らしさ」なんだと思っています。
そしていつもの私の定義で「組織」とは「二人以上のヒトの集まり・
人の群れ」のこと。
●だから・・・・「組織風土」とは「その組織らしさ」「群れらしさ」なんだと
なります。
●「風土」とは何?風土とは自然環境そのものであり、雨とか風とか
日差しの強さとか、土壌の性質だとか・・・暖かいとか、寒いとか・・
正に「生き物を育てる環境」であり「どんな生き物が育つのかを決め
る環境・決まる環境」なんだと想っています。
<<企業風土を形成しているのは<組織のリーダー
経営者・上位者そして先輩者の日常言動そのもの>>
●企業風土の構成要因・形成要因は何か。
私は『組織のリーダー即ち、経営者・上位者あるいはそこに長く勤めて
いる人たちの「日常の言動の集まり」=「リーダーの日常の言動」』と定
義し続けてきています。
●と、すれば「風土を変えていくのは簡単」なんです!!
そしてそう感じられませんでしょうか。
●経営者・上位者・先輩者・・即ち「リーダー自らが今この瞬間から『自分
の言動を変えていけばいい」んです。「これだけ」なんです。これだけで
いい、んです。
☆逆に、これなくして企業、組織の風土は変わるものではありません
し、変えていくことはできません。
☆リーダー自身が自分で変わっていくか、それができないのなら「リー
ダーを変える」「人を変えること」ことです。
<<経営者・上位者・先輩者=リーダーは
「組織風土」の「根雪」の存在に・・・>>
●何メートルも雪が降り積もることができるのは、最下層、一番下(土台)
に『根雪』がどっしりとしていて、後から後から降ってくるちっちゃな新雪
たちをしっかりと受け止め、彼らが溶けるのをしっかりと守ってあげてい
る、から。
●『風土を変えていく』。
風土を変えていくにあたっても企業・会社の中にもこの「根雪」的な存
在が必要なのです。
(ちっちゃな変化をしっかりと守ってあげる存在)
●土台になる・・・・・・・・次から次から巻き起こる「変化」をきっちりと受け
とめていく・・・・リーダーはものすごく大変なのでは??
●「リーダーたちがこの根雪の存在のなる」ことはそんなに難しいことじ
ゃない、んです。。
●今は、経営者・取締役、部長、課長・・・リーダーである人たちもいきな
り「今の役職」に就かれたわけではありません。
●今、リーダーであるみなさんにも「新人時代」が当然にあり、その時か
ら今日まで実にたくさんの先輩、課長・部長・取締役そして社長・・・
きっとたくさんのリーダーのひとたちと一緒に仕事をしてきています。
☆今のリーダーのみなさんにもたくさんの上司の人たちがいたはず、で
す。
そのたくさんの上司からやられた?ことで『自分が「嫌だ」と感じたこ
とは「自分がリーダー」になったら自分の仲間・メンバーに絶対に
「やってはダメ」なんです。
☆自分自身がやられて嫌だ、と感じたことは自分がリーダーになった
ら絶対に自分のメンバーに対してやらない!!
これを実践するだけで、実践していけば、貴方は「素晴らしい組織
風土の土台(=根雪)の存在」になれるんです。
挿絵は田中拓馬画伯 画
☆学問的に小難しく組織論を学ぶ必要はない、んです。
●でも・・・・
大変におかしい、そして悲しいサビシイことなのですが、「人間っ
て『肩書き』によって日常言動が変わってしまう」「変えてしまう」こと
がとってもとってもたくさんあります。
<<肩書きがなくとも
あなたに人はついてきてくれますか>>
●会社所属時代、私自身はいつも「ひとつの想い」をものさしとして考
え、そして動いていました。
★『今の自分から会社名と役職名(会長・社長・取締役・部長・課長・・
リーダー)を外しても、お客さまがそして社内のたくさんの人たちが
接してきてくれる、一緒に仕事をしたいと感じてくれるような『人間
対人間」の関係に強くこだわって生きて行こう』。この想いでした。
挿絵は田中拓馬画伯 画
●そして
会社そのものも会社在職中だけのもの、ではなく、会社所属を離れ
ても、役職・肩書きが無くなっても、ずっと「仲間・友達」として人と人
としてつきあっていける、そんな人間関係の会社にしていきたいと
想い、語り、「考動」していました。
<<自分に厳しく
他人(ひと)に優しく>>
●そして、その「ありたい状況」を実現していくためには、その組織(会社)
の一人ひとりが『自分に厳しく他人に優しい』人間であり、上位者・リー
ダー『率先垂範』で身体と頭そして何よりも心に沢山の汗をかいている
状態を現実としていくことだ。
⇒(たくさん給料をもらっている人間ほど働いている会社の実現)
会社組織を離れてからかなりの年数が経っている今でもそう想い続け
ています。
●意識し続けていかないといつの間にか、そしてすぐに
「他人に厳しく自分にやさしい(=甘い)世界」にどっぶり浸かってしま
います。
注意!!!!!!!!!!!注意!!!!!!!!
今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
人間って不思議なもので
「肩書き」によって
同じ人間なのに言動が変わってしまう、ってこと
かなり多くあります。
感じられませんか?
肩書きに自分が食われてしまっている、んですね。
会社で、だけでなく
飲み屋さんに行っても
休みの日にゴルフしていても・・・
肩書きで動いていませんか?
サビシイですけれども
現実でもあります。
組織のリーダーが肩書き関係なく
いつも「人間とにんげん」の関係で
言動を重ねていると
組織風土は「暖かく」「優しく」なってきます。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)



