(大)昔の原稿が出てきたシリーズ?。
今回と次回の2回に分けて
平成4年4月4日に当時の私の担当部門のみなさん
(≒400人)に宛てて送った文章、
「みなさまへ 平成4年4月にむけて」から・・。
企業活動をするにあたって
大切にし続けたい「5つの『共生』」
~リクルート事件対応が形成した私の想い。
1992年4月by入道~
手許にあります当時のメモのまま記していきたい
と思いますので文中のリクルートと言う会社名を
みなさんが今、所属されておられる会社・企業体
名に置き換えてみていただければ、と思います。
企業活動をしていくにあたって必要なキーワード
を私自身は『共生』と考えております。
イラストはYahooイラスト無料より
『共生』とは『双方が利益を得ながら生活し
ていくこと』。
この言葉の対語は『寄生』です。
共生⇔寄生
私は先の共生の定義の中の『双方』という言葉に
心を置いて『5つの共生』を提示したいと思いま
す。
今回は敢えて解説をいたしません。
お一人お一人がどんな共生なのかをご自身で考え
ていただきたいと思います。
ただ、ひとつだけ。
「共生」の状態を私なりの表現をしますと『かかわ
っている全ての人たちが笑顔になっている』状態
であると想います。
イラストはYahooイラスト無料より
是非、このことを心に「5つの共生」を感じていた
だきたいと思います。
では・・・
先ず、一つ目の共生は『社会とリクルートグルー
プとの共生』。
お客様・協力会社/協力スタッフのみなさまそし
て同業他社のみなさまとの共生もこのくくりに
はいります。
二つ目の共生は『リクルートとグループ各社との
共生』。
そして三つ目の共生は会社組織としての『ライン
とスタッフとの共生』。
四つ目の共生は『組織と個人の共生』といたしま
す。
会社とそこで働く個人、事業部門と個人、部と個
人、課と個人、チームと個人等々に展開していき
ます。
そして最後、五つ目に『個人と個人の共生』を掲
げたいのです。
お互いに足を引っ張り合うなんてことでなく、お互
いにお互いを認め合いながら、「助け助けられ」
で組織として仕事をしていく、そんな姿を想定い
たします。
今一度、まとめてみます。
5つの共生
①社会とリクルートグループとの共生
②リクルートとグループ各社との共生
③ラインとスタッフとの共生
④組織と個人の共生
⑤個人と個人の共生
環境が厳しくなればなるほど、自己を防衛するた
めにともすると『自己中心』『自分だけ』になるの
が或る意味で自然なことではあるのですが、
私たちは「厳しい状況であるからこそ」心新たに、
そして心強く『共生』の二文字を意識して持ち続
けていきたいと想います。
リクルート、私たちが行動することで、
私たちがリクルートで身体と頭そして何よりも心
に沢山の汗を流し、その汗を結集することで、
リクルートと言う会社を
『とてつもなくたくさんの人たち笑顔に支えられて
いる会社』としていきたい、
そう強く強く想っています。
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
共生!!!!
リクルート事件対応の最中、悩み考え続けていた末に
浮かんできた言葉でした。
独り勝ちを狙うのではなく
同業他社を含めての業界全体の繁栄を目的として
動いていたのだろうか・・・
そんな想いに至った時に自然にこの「共生」と
言う言葉が自分のこころに浮かんできていました。
共生は別の言い方をしますと
「関わる人たち全てが『二つのじりつ』」をしている状態
ともなると思っています。
二つのじりつ
=自律+自立
一社一社、ひとりひとりが自律し自立していなければ
「共生状態」とはなりません。
他人のせい、他人頼りであったら
それは共生の反対語である
寄生に入っているのかも・・・・
要注意だと思っています。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)



