たぶん、以前にこのブログにポイントのみを書いて
いると記憶あり、なのですが、R事件対応で永い期
間、対応に、そして新しいR形成に向けて悩み悩ん
でいた時の「最初の気づき」を敢えて今回、書いて
いきたい、と思います。
「自ら機会を創りだし 機会によって自らを変えよ」
私が社会人になった時から今でも(多分生きている
かぎりずっと)いつも心に留めている素敵なワード。
このワードをものさしとして「いつも自分で考え、
自分で動く」。そのことでいつも変化を実感するこ
とができちょっと辛いんだけれどもとっても楽しい
日々を重ね続けていた時…R事件。
そこで悩み考えていた時に『考える自分・行動す
る自分だけじゃないぞ。もう一人の自分が欠けて
いた』と心に浮かびました。
それが「第三の自分」。
考える自分を「第一の自分」、そして行動する自分
を「第二の自分」とした時に、欠けていた「もう一人
の自分」の必要性を強烈に感じ、それ以来、いつも
心していることです。
では・・。
かつて自分自身への投げかけ言葉<43>~
感性をものさしにして
いつも自分の中に三人の自分を
1989年 by入道
イラストはyahooイラスト無料より
生きていく面白さ、仕事をしていく面白さは
『自己実現』。
「もっと」自らを追い求め、それを実現していくこと
に面白さがあるのではないでしょうか。
人間はともすると『自分は現状に対しての不満を
口にするだけで、あとは他人がやってくれる、そ
の状況を変えてくれるのをただ待つ」ことが多い、
のではと感じ続けています。
現状に対する「不満」、私はこの「不満」はいつも
持つべきだと思っています。
現状に対する不満、欲求不満の状況が明日への
変化、明日への進歩のエネルギーなのですから。
でも、プロビジネス人であるならば、『不満』を
「現状をなんとかしたいの気持ち」に置き換えて
「いやだ」「なんとかして」と言うのではなく、「こう
したら満足、いい状況に変えていくことができる
のではないか」、こんな提案に変えていったらい
いのに、と想うのです。
不満⇒提案・創意工夫
そして、プロのビジネス人である前にみんな「プ
ロの社会人」なんです。
現状を打開していくためには・・・・
「考えてそしてやってみればいい」これだけなの
ではないのでしょうか。
自分で考え、自分で行動し現状を乗り越えてい
く、これがプロのひとつの側面なのだと思います。
そして、社会人であるのですから、「考え、行動す
る時にいつも『自分以外の人たちの心の状態」を
同時に考慮することが絶対に必要、なんです。
自分で考えた現状打開策が他の人たちにとって
もハッピーなのか、と言う心点(視点でなく心の点)
です。
「自分にとっては幸せな状態を創りだせるとしても、
その結果、他人が不しあわせな状態になる」ので
あればその現状打開策は絶対に『NO!!」なの
です。
他人の涙の上に成り立つ
自分のしあわせはダメなんです。
解っているようで抜けがちなポイントだと想うので
す。
そんなわがままな自分をコントロールしていくため
には常に『自分の中に三人の自分」を存在させて
いくことだ、と思います。
第一の自分、それは『考える(ことのできる)自分』。
不満を不満として、嫌な状況を嫌な状況のままに
終わらせずに「提案」に持っていくための『力』です。
いやよ、いやだ、なんとかしてよ・・・これは単なる
愚痴であってここからは決して提案は産まれては
きません。
不満の状態とは『満足が隠れており、不満がオニと
してうろつきまわっている状態』。
かくれんぼしている『満足君』を探しだすには先ず、
「満足とはなんなのか、どのような状態なのか」を
明確にしなければなりません。
その満足の状態と比較してのみ、現状に対する不
満が言えるのですから。愚痴との違いがここにあり
ます。
満足な状態と対比して不満を言うのですから、満足
の状態へどうしたらたどり着けるのかは当然に考え
られるはず、なのでは。
今に満足することなく、常に『MORE』、『もっと』『プ
ラスワン』を考えていくことは大切なことですし、あた
りまえのこととも思います。
でもそう思ったら『どうやって』そして『その変化への
手法は他人にとってもハッピーなのか』まで考える
ことを絶対に忘れたくありません。
二人目の自分は『行動する自分、行動することの
できる自分』です。
イラストはYahooイラスト無料より
ある意味で考えることならだれにでもできます。
考えた後に必要なのは『行動すること』。
行動することによって考えたことの正解・不正解が
初めて解る、だから考えたら行動するべき、私の
想いです。
考えることだけでは何も変わりません。変えられ
ません。行動することによってのみ、変化が現れる
もの、みれるもの。あたりまえのことです。
考えるだけで自分でひの実現のために積極的に
行動しなければ、考えたことを実らせることは絶対
にできません。
それじゃ、考えた事なんでもやっていい??
ちょっとまってください。
先にも記しましたもうひとつの大切な「ものさし」が
あります。『自分勝手でないか』、この確認が必要
です。
そして、その上で行動する際にも注意することが
あります。それは自分の行動に『いくつかのチェッ
クポイント』を設ける、と言うことです。このチェック
ポイントを別の言葉で表せば『STOP POINT』あ
るいは『GO or STOP JUDGE POINT』だと
思います。一挙に最後まで突き進んでしまうのでは
なく、途中にいくつかの『判断ポイント』を設定し、
そこで『次に進むのか』「ここで止めてほかのやり方
に変更するのか」を判断するのです。
自分で自分の行動を抑止できる、停めさせること
ができるこのポイントを自分の中に持てるかどうか
が『優れた社会人足り得るか否か』の大きな分岐点
なのです。
さて、ここまで読んでいただければお解りのことと思
います。
第三の自分とは『自分の行動を振り返り、自分を
チェックする自分』です。
イラストはYahooイラスト無料より
自分なりに自分の価値観でチェックする、のでは
なく、『できうる限り「客観的(他人の心で)」に』自
分の考え方とか行動を振り返りチェックできるの
か、がポイントです。そして!!ここで必要なのが
『プロの社会人としての心』です。
この三人の自分を同時に自分の中に存在させて
いくことによってのみ、さまざまなことに対しての
『チャレンジ』することが可能になるのだ、と私は
想い続けていきたいと想います。
お客さまご満足の絶え間ない実現、活き活きした
職場、働いていて楽しい会社・・・、すべての実現
に対しても同じである、と私は強い認識をしていま
す。
現代のようにめまぐるしく世の中が変わっていく
『変革の時』(但し、どんなに変わろうとも人間の
本来の求める心の部分は変わらない、このこと
を私はいつも心の楔<くさび>としています)に
は従前、これまでのやり方・方法・手段・手法に
凝り固まらずに『常に新しいこと、新しいやり方』
にチャレンジ(=実践)していくことが必要なんだ
と想うのです。
社会で生きていく一人一人、特に「大人(オトナ)」
のひとり一人がチャレンジの心と行動するバイタリ
ティを持ち続けていくことによってのみ、21世紀の
これからの日本そして世界の「姿」が変わっていけ
る、と思っています。
私たちは一人一人
『プロの社会人そしてプロの人間』
プロの人間に求められる資質って何?
私は『感性』だと思っています。
「感性」とは『変化する他人(ひと)の今の心を
感じとることのできる力』。(私の勝手な定義です)
感性の『性』は「心と生の二文字」で成り立ってい
ます。生きている=今その瞬間、の心を感じとる、
これが『感性』そのものなんだと私は思い続けて
いますし、これからも想い続けていきます。
イラストはYahooイラスト無料より
社会で生きている、仕事している、生活をしている
ことは究極的には『にんげんとにんげん』すなわち
『こころとこころ』なんです。
自分一人だけでは生きていけません。
人生そのものがチームプレイであるわけです。
「助け助けられ」の関係を実践し積み上げていくこ
とで『感性豊かなにんげん集団』にしていく競争を
してみたいな、と思います。
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
考えているだけでは何も変わらない、
動かなければ、行動しなければ、
でも、考えずに行動してもいけない・・・
その時にとっても大事な存在が
「第三の自分」=「考え、そして行動している自分」を
『客観的に見つめる(チェックする)自分」。
客観的見つめる(チェックする)は
「自分の常識」「会社の常識」ではなく
「社会の常識」もっと言えば「人間の常識」、
「にんげんとしてのあたりまえ」に照らし合わせて
今の自分の考えはどうなのだろうか、
自分の今の行動はどうなのだろうか、
その度々に自分自身を
確認をしていくこと、だと思います。
1989年のことだったと思います、
こんなことを自分のあたりまえにしてから
逆に「これまでにとらわれない」
「思いきったこと」ができるようになった
そんな気もいたします。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)




