この経営方針書の中で「今後の事業展開の方向性」として
いまでも私がよく用いている<<ハートonハード>>の記載が
ありますので書き抜いてみます。
●私たちが現在、中心的事業として営ませていただいている
マンション管理。マンションは住宅、では人間にとって住宅
とは?
●人間と住宅との関係・・・。
●人間の歴史を追いかけていくと私たち人間が『住』を意識し
だしたのはおそらく2万年程前から始まったと言われており
ます「温暖化による氷河の後退と海面上昇」を契機にしてい
ると思われます。
●その後、世界気温が更に上昇してくるとナイル川流域、近東
各地に『小麦』が辞世しはじめ、それを求めて人間が「定住」
を覚え、農耕を始めました。
●それが今からおよそ14000年前、とされています。
●と、しますと人間にとっての「安定した住居」・「快適な住環境
への要求」は狩猟の生活から農耕生活への変化と共に発生し
14000年の歴史をもつ正に『歴史的課題』であるということが
できます。
●獲物を追いかけ、原野を駆け巡っていたときには「定住」と意識
はありませんので「雨露・風雨をしのげれば」であり、毎日同じ
ところに住むことによって初めて『快適さ・アメニティ』を追求しは
じめ、今日もその追求を続けている訳で、私たちが提供させて
いただいている「管理業」はこの人間にとっての歴史的課題の領
域である、と考えたいと思います。
●アメニティ・快適さ・・・人間にとって住宅は『活き活きした明日を
築いていくためのエネルギー源であり、明日への意欲、夢としあ
わせを増幅する機能をもっていなければならない』と私は思って
おります。
●住まわれる人たちのこころに感応した動きをしていきたい。
●私たちは単にマンション・ビルという建物<<ハード>>を管理させて
いただくのではなく、そこに住まわれる人、そこに働く人の『快適さ』
(<<ハート>>)を支援(サポート)させていただくのだ、との認識を新た
にして事業領域を改めて認識していきたいと思います。
●『ハードの管理にハートの支援』=『ハートONハード』。
●「これから」。
●私は「ハートの支援(生き方・生活の支援)」を大きく付け加えていきた
い、と考えます。
★Heart on Hard。
(追記)
このハートONハードに関しては現在は更に拡大しており
次のような使い方をよくいたしております。
※ハードの欠陥はハートで補うことができる。
但し、
ハートの欠陥はハードで補うことは
絶対にできない。
どんな意味合いなのかは感じとっていただけると
思いますが、後日、「にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ」
~『生きること・働くことそして経営すること』と題して
書き連ねていこうと思っていますので
その時に書かせていただきます。