宗教画は苦手だったので、観に行く予定にしていなかった本展。でも、仕事でお世話になっている方が必見!という情報をいただいたこともあり、行ってきました。
宗教画色はもちろん強かったけど、その絵画が想像をしていたのとは違っていた。
今回16世紀ネーデルラント絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲルⅠ世がメインではあったが、ヒエロニムス・ボスの傑作も来日。
16世紀って今から500年以上も前なのに、こんな絵画が書かれていたなんて。それに500年以上も前の絵画を今私は日本の大阪の地で見ていることにものすごく感慨深い思いがした。
しかし・・・
ボスの絵画には、今の漫画家が落書きしたような怪獣が出てくるし、イエス様の幼少期の絵が、どうみても横尾忠則チックなのには、笑いをこらえることが出来なかった。
そして・・・
「バベルの塔」。
♪超能力に守られた・・・♪という歌があったなあ、あ、あれは、バビルの塔だったか・・・なんて思いながら見てこれまた絶句。
す・すごい!!!なんだこれは・・・。この繊細さ。色使い。500年前?!冗談・・・
「最前列の方は見終わったら少しずつ進んでください!!」と注意されるまで、自分が呆然と突っ立っていることが分からかったくらい。
観て良かった・・・
今、この時代に生きている、この目で観て体感できてよかった。
「AKIRA」などで知られる漫画家大友克洋さんが「バベルの塔の内部構造」をテーマに描かれたものも展示。
入口には地面にバベルの塔が!