今の堺筋線長堀橋駅から少し、長堀通りから少し入ったところに住友長堀銅吹所があります。
寛永年間(1640頃)に住友家2代、友以によって開かれた銅精練所跡だそうです。銅吹所とは、銅の精錬所のことで、ここで住友の財源の源となる銅の精錬がされていたようです。大邸宅もこの敷地内にあり、その様子は確か大阪歴史博物館の中の模型で見ることができます。

ひっそりと佇むこんなところになぜ?というのも当時の大坂は銅精練業の中心地で、両横堀・長堀など川沿いの舟運の便利な場所に多くの銅吹所があったそうです。邸宅跡は戦前までは残っていたそうですが、戦災で焼け落ちてしまいました。残念・・・。