今日は、試写会で「あぜ道のダンディ」を観てきました。主演は、光石研。名前ははっきり知らなかったけど、見たことあるなあ、の方でした。そして、田口トモロヲ。森岡龍、吉永淳、友情出演で藤原竜也。
久しぶりに泣き笑いの映画でした。どこにでもある、そして誰もが一度悩んだことがあるだろう日常が切り取られていました。
お笹馴染みの宮田と真田。50歳になった今、宮田は妻を早くに亡くし、ふたりの子ども(俊也と桃子)と暮らしていた。子どもたちとの会話はかみ合わず、すれ違いばかり。真田は父親の介護を7年続け、妻にも逃げられ、ひとりっきりの生活を開始したばかり。子どもたちには弱みを見せたくない宮田は真田だけに弱音を吐き、頼りにしている。一方真田も宮田の愚痴の聞き役になっているようでも、どこかで支え合っている二人。おじさん二人の会話とその会話に隠されている思いやり。見ていて父親を思い出し、そして自分には、真田のような友人はいるのか、とふと思った。ほのぼの3つと涙2つでした。
あぜ道のダンディ