今NHKTVでやっている「銀二貫」と同じ作者の人気シリーズ「みをつくし料理帖シリーズ」の第一巻目。「銀二貫」でも泣かされましたが、こちらも感動作。主人公に関わる全ての人に悪い人が独りもおらず、また、人は一人では生きていけないということを痛感させられます。
舞台は、東京・神田。人気の蕎麦屋「つる家」が舞台です。その調理場を手伝っていた澪(みお)は、大坂生まれ、大坂育ち。水害で両親を亡くし途方に暮れていたところを助けてくれたのが、大坂一とうたわれた料亭のおかみ芳でした。しかし、その料亭の東京店を出店したにも関わらず、大坂本店が火事で焼け、東京店を頼って来たが、いつの間にか東京店は人手に渡り、大将も過労で亡くなり、芳と二人細々と生活していたのでした。
蕎麦屋の大将、種市の腰痛での蕎麦屋廃業と付け火による火事、非道な妨害をしかける名店「登龍楼」など様々な困難にも負けず、上方の料理の味を東京の地で根付かせようと奮闘する澪。澪の姿に読んでいて力がこもりました。また、その澪を助ける人々の温かいまなざしに、ちょっとうらやましくなりながらも、次を読み進めたいと思っています。
ちなみに、この巻はテレビドラマになりましたが、次回作が6月8日(日)午後9時からテレビ朝日系列で放映されるようです。
絶対観なきゃ!

ハルキ文庫
高田郁(みやこ)著
舞台は、東京・神田。人気の蕎麦屋「つる家」が舞台です。その調理場を手伝っていた澪(みお)は、大坂生まれ、大坂育ち。水害で両親を亡くし途方に暮れていたところを助けてくれたのが、大坂一とうたわれた料亭のおかみ芳でした。しかし、その料亭の東京店を出店したにも関わらず、大坂本店が火事で焼け、東京店を頼って来たが、いつの間にか東京店は人手に渡り、大将も過労で亡くなり、芳と二人細々と生活していたのでした。
蕎麦屋の大将、種市の腰痛での蕎麦屋廃業と付け火による火事、非道な妨害をしかける名店「登龍楼」など様々な困難にも負けず、上方の料理の味を東京の地で根付かせようと奮闘する澪。澪の姿に読んでいて力がこもりました。また、その澪を助ける人々の温かいまなざしに、ちょっとうらやましくなりながらも、次を読み進めたいと思っています。
ちなみに、この巻はテレビドラマになりましたが、次回作が6月8日(日)午後9時からテレビ朝日系列で放映されるようです。
絶対観なきゃ!

ハルキ文庫
高田郁(みやこ)著