友人に誘われ、国立文楽劇場(大阪・日本橋)で開催された『第24回 文楽鑑賞教室』に行ってきました。これは、“文楽にようこそ”と題して、文楽に親しんでもらおうと、人形遣い、三味線、大夫などなど、いろいろな“知っておくと、楽しめる文楽のフシギ”を解説してくれて、その後に舞台を楽しむというものです。三味線の解説では、ほんとか嘘か、三味線を弾く人が4月に彼女と別れ、その気持ちを三味線で・・・といった、趣向を凝らし、分かりやすく解説されてました。そして、人形。3人で人形を遣っていて、主遣いと呼ばれる人形の首(かしら)と右手を遣う人になるまで、足10年、左10年と20年以上も修行をしないといけないそう。鑑賞していた人の人形遣い体験なるものもあったけど、その難しさは『芸術』と呼ぶのにふさわしいものでした。今日の演目は『仮名手本忠臣蔵』。説明を受けた後だったので、人形の表情とか、大夫さんの語りとか、三味線の気持ちとか、今までと違った鑑賞ができました。(といっても、途中、寝てしまいましたが・・・) 文楽は、平成15年11月に重要無形遺産に指定された、大阪、日本を代表する芸術。もっともっと慣れ親しんで行きたいと思いました。