またまたやってくれました万城目先生!!いったいこの方の頭の中はどうなっているのか、と思わざるを得ない内容です。京都大学法学部出身の万城目先生だからこそ、描けるワールド。関西人だからこそ描ける琵琶湖のヒミツ。さすがです。先週末は天気も悪かったこともあり、家に籠って一気に読破。本から目を離し現実に戻るに少々時間がかかる・・・。困った。
琵琶湖だからこそ、そんな偉大な力が宿っているのかもしれないと思い、その力故の悩みも描かれていて実に面白くもあり、少し涙。普通に読み進んでいて、次のページをめくると、「ええええ!そうなるの?」という奇想天外、想像していなかった展開も!
現在映画も公開中のようで、主人公涼介には、岡田将生、本家の跡継ぎ淡十郎に今乗りに乗っている濱田岳。本の世界観をどのように作り上げているのか映画も見てみたいなあ。

ストーリー(BOOKデータベースより)
高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…!
偉大なる、しゅららぼん
集英社文庫
万城目学著
写真


偉大なる、しゅららぼん 映画公式サイト
http://shurara-bon.com/